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どんぐり倶楽部の環境設定って、何ですか?

疑問

どんぐり倶楽部といえば良質の算数文章問題、通称どんぐり問題が有名ですが、それと同じぐらいどんぐりユーザーさんの間でよく目にするのが、

環境設定

このブログでも何度かこの用語が登場してきました。

誤解も多いこの環境設定。

今回は、

どんぐりビギナーさん
そもそも環境設定って、一体なぁに??

について私なりの考えをお伝えしたいと思います。

環境設定とは、元々IT用語

環境設定という用語は、元々IT用語です。

元SE(システムエンジニア)だった、どんぐり倶楽部創設者の糸山先生らしいネーミングですね。

ちなみに、IT用語としての環境設定の意味は以下です。

環境設定とは、主にユーザーの使い勝手の向上を目的として、パソコンの動作や表示に関する機能を調整することである。

パソコンのハードウェアやOS、アプリケーションソフトなどの組み合わせによってユーザーに提供されるパソコンの機能全体を「環境」と呼び、ユーザーは自分が使いやすいように細かく調整することができる。

環境設定には、音量や画面の輝度の調整や、OSの機能によるマウスの移動速度の変更、画面解像度の変更、アプリケーションソフトごとの細かな設定変更などがある。

なお、ソフトウェアをインストールするような場合にシステムの環境変数を指定する作業を指して環境設定と呼ばれることもある。

weblio辞書 環境設定とは

要は、その子その子の最良の状態になれるように(元々持っている能力を抑えたり、破壊したり、逆にいびつに引きだしすぎたりしない。)境遇に左右されやすい12歳までの子どもの周り=特に家庭内の環境を保護者が調整してあげることです。

環境設定に決まった項目はない

チェックリスト

どんぐり倶楽部でいうところの環境設定を検索してみると、具体例はたっくさん出てくるのですが、簡潔な用語説明としては出てきません。この場合はこうすればバッチリ!なんていう巷の育児本のようなハウツーもありません。

ですから、環境設定という言葉を聞いても「とにかく何かやらなきゃいけないんだろうな。」といった、何だかぼや~んとしたイメージだったり、逆に

  • 宿題制限
  • テレビ・ビデオゲーム制限
  • 習い事制限
  • 高速・反復学習制限
  • 外遊び推奨・・・

ここばかりが目立ってしまっているような気がします。

実は、環境設定って決まった項目はないんですよ。

以下は、かつてのどんぐり倶楽部の添削教室の募集のお知らせ記事です。(注!全国にある各教室がすべて同じ入会制限を行っているわけではありません。)

●「どんぐり倶楽部・添削教室」登録・入室条件(文責:どんぐり倶楽部)
■ここでは、ミニマムエデュケーション(子育てと教育に関する無駄なストレスを回避する教育方法)で、個を潰すことなく、一人一人が自分を感じ、等身大の自信を保ちながら、好奇心に溢れ、常に日常を楽しく過ごす感性を持ち続ける子供を育てるサポートをします。こうすることで、穏やかで素直で、ものおじしなくて自信たっぷりだが、嫌味や妬みがない。生き生きしている子供を守り育てます。(どんぐり添削倶楽部代表・糸山泰造)

「どんぐり倶楽部・添削教室」登録・入室条件(文責:どんぐり倶楽部)より一部引用

この文章の下に皆さんご存知の入会条件がズラズラ~ッと続きます。これまで自分が受けてきた教育を基準にしている方がほとんどですから、この制限リストのような入会条件の方に目がいってしまうんですね。

でもね、ちょっと立ち止まってほしいんです。

具体的にはココ↓

ミニマムエデュケーション(子育てと教育に関する無駄なストレスを回避する教育方法)

環境設定というのは、どんぐり理論に基づく無駄なストレスを回避するための具体的な方法の一部なんです。

決して、「これをやっちゃダメリスト」ではないんです。

実は応用自在な環境設定という考え方

最初はなかなか「環境設定って、自由自在でどんな家庭にも適応できちゃう考え方ね!」なんて思えませんよ。(笑)

私の場合、長男の体調もどんぐり問題も安定せずに波が大きかった頃、なにがいけないんだろう・・・?といろんなことが減点方式になっていき、だから私がダメだ・悪い、と環境設定という言葉にがんじがらめになったこともあります。

私の一挙手一投足が彼にどんな影響を及ぼすのかが怖くて、言葉がかけられなくなったことも。(これは悪いことではなくて、子どもにかける言葉を今までこんなにも意識していなかった証拠ですね。)

小4・12月からの遅いスタートで、

「私がなんとかしなくちゃいけない。」

と、必要以上に力が入っていたんだな~、と、今だから「アツいな私!」と突っ込めますけどね。

なぜ今は、環境設定って応用自在な万能選手だな~と思えるようになったのか?

それは、どんぐり理論を学んで実践して、目の前で子どもたちが穏やかに、本来の力を取り戻していくのを実際に目にしたことと、私自身も環境設定という視点で物事や自分自身を見つめることで、常識とか思い込みとか知らない間に刷り込まれていたものから少しずつ解放されて、親子ともに楽になる、ということを経験したからだと思います。

たった数行でまとめちゃいましたけど、子どもの変化はともかく、自分自身の変化を感じられるようになるのに年単位でかかりました。繰り返しますが、いわゆるフツーのママであれば、もちろん個人差(価値観の違い)はありますが、そんなに簡単に「環境設定万能ー!イエーイ!」とかって、感じられないと思います。

環境設定の縛りのイメージから解放され、活用していくという視点に必要なものは、環境設定の超具体的な項目一つ一つに注目するだけでなく、その元となる理論を知ることと、実践すること。

ママと子どもの数だけ環境設定の具体的な方法は違います。

もちろん、兄弟姉妹でも違います。

どんぐらー親の会メンバーさんは、どんぐり理論が学べるPILOT受講料に割引が適応されますので、この機会にいかがですか?

環境設定は何のため?原則を知ろう

どんぐりビギナーさん
PILOT受講・・・ちょっとそこまでのお金が出せないです・・・

という方は、どんぐり理論のキーワードをまず自分の過去の経験や今を感じながら丁寧に見てみましょう。

健全な教育と子育てのためのどんぐり理論とどんぐり倶楽部ですが、大人だって元子ども。

きっとなるほど!と納得できると思います。

そのキーワードとは、

  • 安全→安心→安定=情緒の安定
  • 快回路
  • 満足回路
  • 納得回路

これらを自分を通して思い出したり、感じてみましょう。

あなたは、

  • どんな状況(心身面や物的面)の時に安定していますか?
  • あなたにとっての快・不快はなんですか?どんな風に感じますか?
  • どんな時に満足・納得感がありますか?
  • 満足・納得しているとき、どんな状態(気持ち)になりますか?

時間に余裕があるとき、抱えている明らかな問題がないとき、美味しいものを食べたときetc

思い返すと、それらが満たされていたときに子どもにやさしくなれたり、○○をやってみようかな、と新たなエネルギーが湧いてきたり、トラブルと呼ばれるような出来事に落ち着いて対処できたりしませんでしたか?

子どもだって一緒。

けれど、注意しなければいけないのは、

子どもは大人の何倍も敏感であること

と、ある程度コントロールできる大人に対して、

子どもは生きていくためのベースを作っている真っ最中であること

です。

わかっている人にとっては、どんぐり理論なんて知らなくても、一般的な親にとっては抵抗の大きい宿題やテレビ・ゲーム、習い事制限なんてものも、当然子どもに合わなければサクッと止めたり、調整しています。

元々のヒトとしての仕組みはどうなのか?それを利用して健全な発達を促すためには、保護者はどうすればいいのか?

どんぐり理論は創設者の糸山先生が、主に子ども達の反応を丹念に観察し、洞察しまとめたものです。

自力でそれらに気づき、方法を編み出し、納得するまで時間をかけるという選択肢もありますが、私のような凡人には無理。

てか、自分の子どもで試そうなんて頃には時間切れ。

だから、どんぐり理論を学びました。

ここに書いたことはどんぐり理論のほんの一部。

環境設定についての具体例も含む、子育てと教育の大原則は入門書としておススメです。

中古で安いときに手に入れてね!)

環境設定はあくまでも準備。『コレ』を始めなければスタートは切れません

どんぐり問題

ここまで長々と環境設定について書いてきましたが、環境設定は子どもの情緒が安定し、これをやってみようかな?ここは粘ってやるぞ!など、さまざまなエネルギーの元になる余裕を生み出すための家庭内での調整にしかすぎません。

どんぐり理論の要、考える力を養うトレーニングはほとんど含まれていません。

環境設定と同時に、良質の算数文章問題、通称どんぐり問題も同時進行で進めましょう。

これまでの子育てや学習環境にもよりますが、最初から上手く習慣化できないかもしれません。宿題が・・・学校が・・・とそちらばかりに時間も労力をかけずに、トライ&トライ(エラーではありません。)で試行錯誤を続けましょう。

●Set~Ready~Go(文責:どんぐり倶楽部)
●Set:環境設定:石ころを取り除いたり、障害物のない状態にする。
Set
※確かに、これだけ(宿題の調整やゲームの禁止等)でも、大変ですが、これは環境設定に過ぎません。
(走ることが出来る場所を確保しただけです)

●Ready:準備:「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」できる支度を整える。
Ready
※ルールは効果的に消化(思考力養成)するための工夫の集積です。
(走る道具を揃えただけです)
●Go:実際の練習:当然ですが、これをキチンとしなければ、力にはなりません。
Go
※トラックの線引きをしただけで、実際に走る練習をしないで、「速くならない」ってのは、当たり前です。
※練習は、メニューに従ってキッチリ(余計なことはささせずに、考え抜くことを)しなければ成果は出ませんし、
すれば、100%成果が出ます。
※ましてや、余計なこと(考えない練習:例えば暗記「オウム返しの英語学習」)をやっていてはマイナス学習です。
(場所と道具があっても、実際に走らなければ練習にはなりません)

●Set~Ready~Go 健全な子育てと教育のヒント❏どんぐり倶楽部の雑記帳より引用

おわりに

子どものために、と必死になって始めた環境設定ですが、今では

  • 物理的にも精神的にも余裕を生み出し、日々の生活を味わい・楽しむエネルギーをチャージしてくれる
  • 子どもの見方、自分の考え方のバランスを意識することで、自分の位置を知る

こんな感じで、

ねばならぬもの・子どもや自分を縛り付けるもの

から、

活用するもの・子どもや自分が自由になれるもの

に変化していきました。

人間変われば変わるものですねー( ̄▽ ̄)

どんぐらー親の会には、環境設定に日々試行錯誤している同じような仲間がたくさんいます。

質問、相談、息抜き・・・と様々な目的で利用できますよ。

ぜひどうぞ。