2022/10/27
教科書は絵本です!暗唱?読解力養成?一年生とただ読み聞かせを楽しんでるだけです。
突然ですが、「教科書」と聞いてどんなイメージが浮かびますか?
音読?
暗唱?
とにかく見たくない!とか(笑)。
今回は教科書って、絵本と同じですよ、楽しめますよ~っていうお話しです。
どうして絵本を読み聞かせているんですか?
我が家の教科書の読み聞かせの話に入る前にちょっと聞きたいことがあります。
ちなみに、あなたは読み聞かせをしていますか?
どうして読み聞かせをしているんですか?
知識の吸収のため?読解力・表現力をつけるため??
私も子どもを持つ前から
「読書は良いよ。」
「絵本は良いよ。」
「読み聞かせはいいよ。」
とよく耳にしていました。
私は本が好きな子どもでした。
本を読むと世界が広がっておもしろいな、ワクワクドキドキ楽しいな、それぐらいしか絵本を含めた読書の「良い点」は感じていませんでしたので、
読解力がつく
とか
語彙が増える
とか
親子のコミュニケーションに効果的
等々・・・
これらを聞いてもいまいちピンと来ませんでしたし、本当のところはどうなんだろう?と思いつつ、まぁ良いことには違いないし、と、絵本の読み聞かせだけはなんとなーく続けていました。
ちなみに、
読解力とは文字を明確な視覚イメージとして(自分の持っている原形イメージの再構成により)再現すること。
(下記リンク先より一部抜粋。)
読解力を国語の点数が取れること、なんていう風に思っている人はココをちゃんと読みましょうね。
・・・これを知っていれば、長男を本の虫にはしなかっただろうなぁ・・・
読書制限含め、環境設定を頑張って設定し直したので、「弱い」ところは多少改善しましたけどね。
絵本の読み聞かせは楽しむため
長男も次男も、毎晩寝る前に絵本の読み聞かせも読書の習慣がつきましたし、楽しみにしているようでした。
(次男に関していえば、ホントーーーに何もすることがない時しか自分から絵本を広げません。)
が、
私はちっとも楽しくない・・・
毎日がそうではなかったですけど、自分で始めたこととはいえ、半ば義務のように読んでいました。
当然早口になる日もあったし、嫌々面倒くさそうに読んでいた日も多々ありました。
もったいないことしたなぁ・・・
特に長男には申し訳なかったなぁ・・・
と強く思います。
今はメインは次男ですが、長男も一緒に教科書も絵本も挿絵だけの長めの本も
ゆっくり
楽しく
私の膝の上にちょこんと乗る次男の、まだプニプニなほっぺや二の腕・太ももを感じながら、
かわいいな~
幸せだな~
と、その共有している時間を
味わって
います。
私が子どもの時に感じた、
本を読むと世界が広がっておもしろいな、ワクワクドキドキ楽しいな
と
お母さんと一緒で楽しいな
で十分だったんです。
絵本の読み聞かせは娯楽です。楽しいからするんです。
あなたの読み聞かせタイムはどんな感じですか?
教科書の読み聞かせも楽しい
ぴかぴかの1年生の次男。
文字を書くどころか、読みも入学前に教えていません。読めるのは自分の名前だけ。
幼稚園のお友達のロッカーは名前の文字全体のイメージで覚えていたり、
「このお絵かき帳はここにこの汚れがあるから、○○ちゃんのだ!」
ってな具合に覚えていました。
子どもって、ホントによく見てる!!
文字を書かせて入力を確かめる、なんて野暮なことはしてませんから、IF(イメージフィックス)法のようにキッチリと思い出させる機会は作っていません。
ですが、ぼんやりとIF(イメージフィックス)法らしきことをしていますね。
参考:漢字学習でお馴染みIF法とは?
■簡単に覚える方法は教えるけど、たくさん覚えないでね(文責:どんぐり倶楽部)
人間の持って生まれた能力を最大限に利用するのがどんぐり倶楽部のすごいところ。
でもって、
そこに気づいちゃった糸山先生って、ホント、すげーーーーーーー!!!って思うのです。
と、ここで
「うちの子天才かも!?」
とジャンジャン暗記へ走るお母さんがいます。
突っ走る前に読んでね。↓
https://n-room.com/flashcard/
教科書の読み聞かせも、そんな次男のために
文字を覚えさせよう
とか
予習させよう
なーんていう企みはありません。
ちなみに長男の時は、入学前に「文字が読めるようになりたい!」と言われ、公文の市販のドリルを購入して放っておいたら、1週間で読める&なんとなく書けるようになってしまったので、読み書きに関しては特に心配していません。
逆に、言われるがままドリルなんて買って与えて、文字の世界に早く引き入れてしまって、余分なことしたなぁ・・・と思ってます。
言葉の響きを楽しむ
ある日の国語の教科書の読み聞かせは、おひさまのお話でした。
最後におひさまが顔を洗うのですが、
「ふーん・・・だからおひさまはいつもピカピカなのかなぁ・・・○○くんもお母さんも毎日お風呂に入っているけど、あんなに真っ赤っかなほっぺじゃないねぇ~・・・」
とボソリと独り言を言うと
「お母さんは おばさんだから、カサカサだねぇ~。」
「・・・( ゚Д゚)・・・!!で・でも、今日はオイル(お手入れね。エイジングには大切ですっ!)塗ってるもんっ!!」
「じゃぁ、テッカテカだねぇ~。(^-^)」
「・・・(ノД`)・゜・。・・・」
・・・
私のお肌の状態を言いたいのではなく、
無理やり感想を聞かなくたって
読み方を教えなくたって
内容を確認しなくたって
こうやって自然に言葉の響きを楽しむ力は、一年生になったばかりの子でも持ってるんです。
視覚イメージを再現して楽しむ
ある日はおむすびころりんのお話でした。
家にある絵本と絵はもちろん、お話も違いました。
読み終わった後
「うちのと違ってたねー。うちのは意地悪じいさんがいて、最後はもぐらになっちゃうんだよね。」
と、もぐらの真似をして、布団の上を這いまわる次男。
となりの意地悪爺さんもねずみの座敷へ行ったが、黄金が欲しくてたまらず猫の鳴きまねをした途端、真っ暗になってしまい土の中を彷徨っているうちにもぐらになってしまった・・・
という後半数ページ分のシーンの究極の要約です。
一年生だって、視覚イメージ再現ができればある部分だけを切り取ってこれぐらいの要約は自然にできるんです。
でも、
できるから、と言ってやらせるのは別なんです。
「あー楽しかったね、また今度ね。」
で、あったかいなんとも言えない気持ちで満足して眠りにつくか
「このお話はどんなお話だった?うちにある絵本との違いは?もぐらってどんな動物??」
「そんなお話じゃないでしょ!おじいさんが猫の鳴きまねをしたから真っ暗になって、外に出られなくなってもぐらになっちゃったんでしょ!!」
としらけた、険悪な雰囲気で終わるか。
ちょっと極端かもしれないけど、「お勉強」の要素をちょっとでも入れようなんて考えて、同じことをしてませんか??
中学生になり受験で必要ならこのお母さんの質問部分にあたる、問題文の「設問解釈」をする。
これ、
どんぐり倶楽部のジョーシキです。
教科書を楽しめるのは多分、今の時期だけ
しばらくすると「宿題」と称して
音読
が始まるでしょう。
何度も何度も同じお話を読む。
家だけではありません。
学校でも。
小学校の単元はとってもゆっくりゆっくり進みます。
先生が読み、お友達が読み、全員で読み合わせをし・・・何度も何度も同じお話を読みます。
家で音読をするころには、「飽きた」を通り越して「苦痛」になってますよ。
音読は発声練習です。
試しに、全く知らない国の言葉で書かれた読み物にふりがなを振って、高速で読んでみてください。
それが子ども達がしている音読の正体です。
授業が始まったら、途端に教科書のお話が色あせてしまう、なんて悲しくないですか?
我が家では音読の宿題は、教科書の好きなところまたは、好きな本を本人が読みたかったらやってもらう程度にします。
どんぐり倶楽部では、宿題の問題についても解決済みなんですよ。
おわりに
真新しい教科書を4月にもらう度に
「どんなお話があるかな?」
とワクワクしていた小学生のころを思い出します。
親になったのだから、と「よっしゃお勉強っっ!!」と肩に力を入れなくても大丈夫です。
教科書だって、絵本と同じように楽しめます。
どんぐり方式で子どもと楽しい時間を過ごしていたら、学力=生きる力も付いちゃってた、なんてお得だと思うんですけど。
ヒントはこの中にぜーんぶ詰まってます。
一人で心細いですか?
ココで私はもちろん、日本や海外で頑張るどんぐらーママ&パパが待ってますよ。