どんぐり倶楽部の環境設定は「やっちゃいけないことリスト」なんですか?
どんぐり倶楽部といえば、
- 良質の算数文章問題、通称『どんぐり問題』
次に挙がるのが
- 環境設定
じゃないかな?と思います。
誤解も多い、この『環境設定』についてのお話しです。
書きたいことが山盛りあるので、多分シリーズ化します。(笑)
環境設定はやっちゃいけないことリスト??
「どんぐり的にはアウトだと思うんですけど・・・」
「どんぐりって、宿題やっちゃダメなんですよね??」
どんぐりあるあるです。
何を隠そう?私もそう思ってましたし。
それに、レオンくんがご案内します~誰でもどこでも思考力養成ができます~の記事なんかを読んでると、
勘違い
才能を潰す
なんて言葉がババーン!!!と目に飛び込んで来ますしね。
環境設定って、宿題・テレビ・ゲーム・習い事制限とか具体的な内容を兎にも角にもまず頑張ってする(させる)ことに目が行きがちなんですが、その前にすることがあります。
それは、環境設定という新しい視点で自分と子どもと周りの環境を見てみることです。
環境設定はどんな親子関係や家庭、その他の環境にも問答無用で適応させる『やっちゃいけないことリスト』ではないんです。
環境を設定するその前に、新しい視点で自分と子どもと周りの環境を見てみる
環境設定という考えを知る前は、
- 宿題なんてササッとチャチャッとやっちゃうもんでしょ?
- 宿題はやって当然でしょ?
- 宿題ぐらいできないで、社会生活送れるの?
- 読書は子どもにいいっていうじゃない?
- 習い事を子どもがやりたい!って言ったら可能な限りやらせてあげるのが親の務めでしょ?
- 始めた習い事は途中で止めたいといっても、何がなんでも最後までやり抜いて、忍耐力をつけさせるのがしつけでしょ?
- テレビは親が語りかけながら、内容を選んで見せたら発達とか心配はないでしょ?(そもそも発達の内容があいまい。)
- 子どものペースに合わせてたら1日24時間じゃ足りない。やることいっぱいあるんだから、こっちから指示(命令)出してあげなきゃいつ終わるの??
・・・
かー!(//∇//)
今となっては何言っちゃってんの??ですが、自分の経験や本や人から聞いたことをよく考えもせずに(思い込みとか固定観念と言います。)そのまんま自分の子どもにどんどこやらせていたわけです。
どんぐり倶楽部の環境設定という考え方は賛否両論あると思いますが、わたしにとっては今どきの横文字言葉でいうならば、
パラダイムシフト
だったんですね。
パラダイムシフト(英: paradigm shift)とは、その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化することをいう。パラダイムチェンジともいう。
新しい視点と考えると、
環境設定通りにしなくっちゃ!
と力が入りすぎたり、逆に
大袈裟だなー、スルーしよ。
ではなく、
「どんぐり倶楽部の言っていることは本当なのかな??」
と実際に自分で確かめてみようという気持ちになりませんか?
*子供ではなく、既に「自力で考えることができない大人(保護者・先生)」が子育てをしている場合は、大人が考える方法を先に身につけることをオススメします。大人は感情育成を重要視しなくてもいいので、その気があれば、短期間で「考えること」は出来るようになります。手法はいろいろあり、その人の性質や環境に応じてアドバイスすべきですが、下記は共通事項です。まず、考える力がない人は、下記の2つをどちらもしていません。
1.他人の考えを流用しない。
2.自分の体験で判断する。
以下の記事は私がどんぐり倶楽部の新たな視点、「環境設定」から子どもを見て感じたことです。
おわりに
どんぐりといえば環境設定が大切で、あれもこれも制限しなくちゃどんぐり問題も取り組めないし、考える力もつかない!
と必死になっていませんか?
まずは、環境設定という新しい視点も入れて、自分と我が子と周り(家族・学校・宿題・テレビ・お友達・習い事etc)をよく観察することから始めてみましょう。
そこから、今何が必要で何が必要でないかが見えてきたら、あとは決断してトライしてみるのみです。
失敗が怖いですか?
やってみる勇気がありませんか?
こちらで様々なリアルタイムの体験談がシェアされています。
それらを読むだけでも勇気づけられるかもしれませんよ。
お待ちしています。