子どもの習い事に熱くなってしまいます!不定期イベント『聞いてよ、サイトーさん。!』より
どんぐらー親の会では月に数回ですが、私の時間が空いた時に突然開催される、
『聞いてよ、サイトーさん。!!』
という、なんとも自分本位な設定(笑)の、無料でお悩み・グチ、なんでもお聞きしますよ、というゲリラ的イベントがあります。
今回は、音楽教室を主宰されているママさんが参加されました。
やめたい、と子どもが言いだせない状況にしているのかも
ママが言うからレッスンに付き合ってあげるか、という感じかな。
親しい知人に起こったあるトラブルを間近で見ている分、嫌な時はイヤ!と言えるような関係をどういう風に作っていったらいいのかなぁ、と。
「見捨てられた。」
とか、今でも恨みというか、親に対してずっとそういう気持ちを抱えているんです。
だから、数年後に自分がやりたいことができた時も、音楽の道に進むことになったとしても、ママのせいで私はこうなった!と、子どもはこのままだと私に対して言うんじゃないかなって。
できれば早い段階で、それを防ぐとっかかりというか、こうすれば大丈夫!という方法はないかな、って。
将来の良好な母子関係を作るための特効薬
ずばり、
こうすれば将来大丈夫!
なんていう方法はありませ~ん。(^-^;
子育てだって、自分の人生だって、なんでもそうですね。
じゃぁ、運任せなのか?
運を選択することも可能です。
また、
今の自分とお子さんの気持ち、行動をじっくりと観察して、都度目標を設定しては実践&修正して、自分の持つイメージに近づく工夫を重ねる、という選択肢も用意されています。
さて、どちらを選びましょうか。
我が子に望むこと。親って欲張りなんです。
残念ながらありませんが。(^-^;
ママは今の楽器については続けてほしい、と思っているんですか?
中学ぐらいまでは続けて、クラスの代表になるぐらいの技術は身につけられて、音楽でいい思いもちょっとはして、楽しいなって思えることができて、自分のやりたいことは音楽の道じゃなかったとしても、嫌な気分の時にちょこっと弾いたり、人生の横に楽器がちょっとあって、そんな楽しみ方で続けてくれてもいいし・・・
えーっと、中学まで続けて、クラス代表ぐらいの技術力に・・・って、たくさん挙がりましたね。
おかーさん、贅沢ですよぉ~。
もう、楽器に関しては欲張りなんです。当然だと思っちゃう。
似たような場面に遭遇したことはありませんか?
良質の算数文章問題、通称『どんぐり問題』を家庭で取り組んでいると、ついつい正解してほしい、絵を丁寧に描いてほしい・・・と期待がどんどん膨らんで、親子ともに苦しくなってしまう、とかね。
こう書くと、期待しちゃいけないのかな??と思われるかもしれませんが、親は子どもに期待していいし、幸せに生きるために自分がベストだと思う方法を伝えたっていいんです。
でも、
その通りにさせようとすると、親も子も苦しくなります。
そして、何かができるようになっても、ママが本当に大事にしたかった思いは子どもに伝わりにくくなります。
今回の場合、
- 一定レベルの技術を身につけること
- クラス代表に選ばれること
- 音楽で楽しい思いをすること
- 音楽が主役の人生でなくても、脇にちょこっとある人生を送ること・・・
これらは、ママの「音楽って楽しいよ。」っていう実際に体験した思い、または、自分は経験していないけれどこんなことが身についていれば人生充実しそうだなー、という願望を大切なお子さんとも共有したいな、っていうことなんじゃないかな、と思います。
「ほらほら見て~!」と何回でも言って来る幼児のように、大人になっても自分の好きな事、見ているものに関心を持ってもらえたら、うれしいじゃないですか。
ただ、その楽しさ・面白さは、例え我が子でも伝わらないことも多々あると知っておくこと。
せいぜいできることは、タイミングを見て、お子さんの成長段階に合わせて伝える表現を変えて、ママの実体験とそれにまつわる思いをちょこちょこ(ガンガン、じゃないです。)伝える機会を作ることと、小学生のうちは、親子で一緒に楽しい時間を共有することぐらいでしょうか。
中学生から共有する時間を持つって、物理的にも精神的(独り立ちへ向かいますから。)にも難しいですからね。
また、大人でも関心を持ってもらいたいのですから、小さなお子さんならその欲求はさらに大きくなります。
自分の伝えたい思いと同じぐらい、子どもの思いも聴こう、理解してみよう、という気持ちでいることも大切ですね。
さて、参加者さんの思いと実際の行動はどうだったのでしょうか?
今、一番大事にしたいことは何ですか?
じゃぁ、そういう期待があるけれども、今一番大事にしたい!と思うことは何ですか?
一番は音楽を嫌いにならないで欲しい、ということですね。
今はやらされている課題をやるので精一杯かな。でも、ジブリの曲を弾かせよう!と思って映画に連れて行って、まんまと食いついてくれたんですよ!だから、自分でやりたい、というものをやっていますね。
とりあえず今は満足かな、それで。
そうですね、特に低学年のうちはママが面白そうだな、楽しそうだなというアイデアを考えて試して・・・の繰り返しだと思います。
これまでは、よその子ばかりかわいがって、作業ばかりを事務的に伝えて、何かできても褒めないし、そんなだからちっとも上達しないから面倒も見なかったんです。
ここ半年でやめる・やめないをやっと言わないで過ごせるようになったんですよ。
今は低学年さんだから、あんまりママの音楽に対する思い、価値観ですね、それを言葉で伝えるタイミングはまだちょっと来ないかな、と思いますが、きっと大きくなるにつれてそういう機会はやってくると思います。その日のために言葉を暖めておく、というのもいいですよね。
私はすぐにペラペラと言いたくなっちゃう困ったママです。(^▽^;)
以下は、つい軽く扱ってしまう『言葉』について、また価値観について、とっても参考になる記事をご紹介。
○○しないように、というのは、結局それをしているイメージを描いていることになるんですね。今回のように、嫌いにならない状態って具体的にどんな感じかな?とオリジナルのイメージを膨らますような感じですね。
恐怖・不安から、というよりもそんな未来を想像してワクワクする感じです。
しょっちゅうその知人に会うわけではないです。忘れた頃にたまーにそういう爆弾を落としていく、っていう感じで。^^;
今日はお時間割いていただき本当にありがとうございました。
参加者さんは、なんとかしたいと思っていた状況を変えるために手を替え品を替え工夫をされていましたね。
そして、将来的に描くご自身のお子さんに対するイメージはあるけれども、今の状況としては「満足」だと気づかれました。
対談の中でもお話ししましたが、同じ状況がずっと続くことはありません。
でも、参加者さんはのんびり・ゆったりとしていて、難問もふわりふわりと楽しそうに軽やかに乗り越えていく雰囲気をお持ちの方 ですから、きっと大丈夫!
もし、この記事を読んでくださっていたら、その後についてのメッセージをいただけるとうれしいです。
おわりに
今回の記事を書くのにものすっごく時間がかかりました。
録画したものを元に構成を考えて・・・と記事にするのですが、何度聞いても私の聴く力(アクティブリスニングといいます。)のなさ加減にガックリして、ちっとも進まなかったんです。
これ、参考になる記事を作成するどころか、参加者さんの役にたってる?!
って。
私は看護師や親業受講、また子どもたちや夫の話しを聞くなど、わずかなコミュニケーションに関する経験があるだけで、話しを聴くプロではありません。
それでも、どんぐり理論を軸にして、皆さんのお話しを伺って頭の中を整理したり、一緒に工夫を考えたりして、子育てがもっともっと楽しく温かく、味わい深いものになるお手伝いがしたいと考えています。
こんな私の欲望(笑)を叶えてくれる、参加者さんを今後もお待ちしております。
ちなみにこれまでの話題は、
- 子どもが宿題をやめたがりません
- 宿題制限について学校側との話し合いがうやむやのままです
- 宿題制限って、やった方がいいんですか?やらなくてもいいんですか?
- 遊びが優先になってしまって、ゆっくりどんぐりに取り組む時間が取れません
- 帰国子女です。宿題が負担になっているでしょうか
などなど。
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