2021/06/080 Shares

どんぐり教室File No.2「どんぐりポケット」

どんぐりポケット

全国(全世界)にあるどんぐり教室。まだまだ数は少ないですが、どの教室主宰者さんも子ども達のどんぐり問題の指導だけでなく、子育てやお悩み相談等保護者を含めたサポートに日々情熱を注いでいらっしゃいます。どんぐりユーザーさんにとっては、心強い存在ですよね。

「どんぐり教室File」では、どんぐり教室主宰者さんの元へ私、サイトーさん。が伺い、気になるあんなことこんなことをインタビュー。ユーザーさんが知りたい!情報を掲載し、それぞれに合う教室が見つかるお手伝いができれば、と思っています。

第二回目は「どんぐりポケット」主宰REI先生です。コロナ禍のため、今回はメールでのインタビューにこたえていただきました。

「人生で最後にどんぐりポケットを」父の思いに触れる

ーーなぜどんぐりポケットを開こうと?

REI先生:父(どんぐり倶楽部創設者の糸山泰造先生)の人生で最後にどんぐりポケットを開講しようかな、と思っていることを聞き、ぜひ学ばせてもらえないかとお願いしました。ずっとどんぐりでの子育てが当たり前の環境で育ったので、「どんぐりとはなんぞや?」と外から知りたい気持ちもありましたね。

ーーどんぐりポケットの指導者になる前はどんなことをされていたのですか?

REI先生:中学から自然豊かな保育園を作ることが夢でした。編入して入った高校で社会福祉士と保育士両方の資格を取れる大学を目指しました。(当時の様子については、どんぐりポケットブログ「ちょっと小話③」「ちょっと小話④」を参照)
就職先では、

  • 虐待防止責任者
  • 発育発達における再学習の療育支援
  • 子どもや保護者の相談支援

をメインに、とっても充実した日々を送らせてもらいました。トレッキングや川遊び、一年半かけてみんなで遊べるようになった缶蹴り・・・アイデアを現実にさせてもらえる最高の環境でした。その時の経験がきっかけで、もっと相談支援について学びたいと医療ソーシャルワーカー(MSW)としても働いた経験があります。

後継者としてのプレッシャー??

ーーどんぐりポケットを開講するときに、「二代目」というプレッシャーはありませんでしたか?ちゃんとした指導が受けられるという安心感がある、創設者の糸山先生のように厳しい指導も受け継がれているのか?などなど、ユーザーさんから様々な声を伺っています。

REI先生:ははははは。
自分は自分なので、後継者ってほどじゃないですよ。父もそれは求めていないです。
現に、Donglish(※ドングリッシュ 日本人のためだけの英語読解法(語句順訳)+納得英文法)はノータッチですから~ふふふふふ。

私は、保護者支援に力を入れたくてどんぐり倶楽部に入りましたし、父には私のやりたいことをやっていいよと言われています。例えば、相談窓口だったり相談援助ってところですかね。
もちろん、どんぐり倶楽部の理論だったり大切な部分は同じなのでズレることはないですし、もしズレそうな時は自分で分かります〜。

プレッシャーというよりは、父が大切にしているどんぐりを雑に扱われることや間違った理解や使い方をされているのを目の当たりにすると悲しい気持ちを強く感じます。
悔しいなと思います。
ただそれだけです。

厳しい指導か〜・・・。うーん、どうだろうなぁ。
必要なことは言いますが、伝えるタイミングと言葉選びには敏感にアンテナを張っています。子どもにとって1番大切なのは「情緒の安定」とどんぐりで言っているのと同様に、保護者の精神状態を整える必要があると思っているのでそちらをケアしながら対応しています。
父は「これは(保護者のケア)僕の仕事じゃない。他の人がすればいい」とよく言っています。
なんだかんだ残しておいてくれた分野なのかもしれません。
ま、たまたまのそ分野が私の得意分野というか興味のある分野だったのでどんぐりポケットを継承した次第ですね〜。
とは言いますが、今でも父にはやりたいことがあるならREIのやりたいことをするんだよと言われます。

ははは。そんな感じです〜。

保護者支援「親子分析」の実際

リラックスしている母子

ーー子どもと保護者の方への具体的な相談支援のスキルやプランニング力は、現在のどんぐりポケットでも存分に発揮されているわけですね。保護者支援の一つ、「親子分析」はどのようなサービスなのでしょう?

REI先生:親子分析は「通信・通塾生」のみに行っています。子どもの状態や特徴を分析し、困り感やその原因などを児童心理の面から分析してフィードバックします。それと同時に保護者の方も分析をして強みや勘違いしていること気をつけることなどを伝えていきます。
この親子分析はどんぐりをしてもしなくても親子が最良の関係になることを願って行ってます。

ーーこれまでどれぐらいの件数をサポートされてきたのですか?

REI先生:2019年3月に教室を開講して、これまで154件の親子分析を実施してきました。この154件にはメール相談は入っていません。154件のうち、オンラインや電話、対面で63件のケースに介入しました。

介入期間はこれまで最短で1か月、最長で25か月で現在も継続中の方もいらっしゃいます。今は36件のサポートに対応中です。(※2021年6月現在)

ーーどのようなケースに対応されているか、具体的に教えていただけますか?

REI先生:簡単に数ケースご紹介しますね。
子どものことを思い、良かれとたくさんの予防線を引いていた親御さんで、子どもだけでなく自分自身にも完璧を求めてしまう。このケースは、どんぐり問題をすることよりも保護者へのカウンセリングやお子さんの興味があること、例えばクッキング・スライム作り・折り紙などを一緒にして時間を過ごすことに半年以上時間をかけました。0mxからスタートし今では4mxをベースに取り組めています。

高学年からのスタートでどんぐりで絵を描くことに対して戸惑いが大きいお子さんと、心配性で悩みをため込みやすいお母さんに対するサポート。宿題に対する執着がとても強くて、周りからの自分への評価を非常に気にしていたケースも担当しました。

緊急介入したケースもあります。
根はやさしくて相手想いなお子さんなのだけれど、考えることに慣れていないので不安で怖くて、すぐに沸騰して投げ出すか暴れ出す。暇さえあればテレビやゲーム、YouTubeを見ている。子どもがイライラしているので、注意したくても機嫌がいい時を見計らわないとできないなど、家庭内だけでは問題が解決できる状態ではありませんでした。このケースは、親御さんが自分で自分を知るところからスタートしました。どうしたいのかを持てるように肯定しながら芯の部分を一緒に探す、子どもの置かれている状態と整えるべき環境を一緒に考えて整えていく、こんな感じでサポートしています。

ーー頑張りすぎ・まじめ・完璧主義・・・この辺りがサポートを受けている方のキーワードのような気がします。受講者に共通するタイプはありますか?これまでの親子分析の対象者はお子さんとお母さんのみですか?

REI先生:私は専門職柄、全てのケースを個別化して考えるので共通するタイプというのを探そうとしたことはありませんが、強いて言うなら「子ども好き」ってところでしょうか。

お父さんへの介入が中心のケースは3件あります。現在進行形ですよ〜

人が好き。

ーー現在対応中のケースが月に36件もあるのですね。ちなみに、通塾生や通信生は現在どれぐらいの方が利用されているのですか?

REI先生:通塾の「どんぐりポケット高宮教室」11名、「どんぐりポケット大野城教室」7名です。
通信部の「読み聞かせ」と「オンライン授業」コース20名、メール添削は月30作品をフォロー中です。(※在籍数は2021年6月現在。 参考記事:どんぐりポケットブログ内『読み聞かせレポート』『添削サービスの声』)

ーー一つ一つのケースに丁寧に向き合い一緒に道を探していく親子分析というスタイルは、大変ではありませんか?教室と通信コースの生徒さんのフォローや、他にも限定イベントも企画されたり・・・ユーザーとしてはとっても心強いですしありがたいのですが、REI先生は大丈夫なんだろうか??と心配になります。エネルギーの元は何ですか?

REI先生:エネルギーの元か〜。私にとってエネルギーを使うことではないんだと思います。
頭の中にケースごとの引き出しみたいなのがあって、今対応しているケースだけを開いて考えるので、そんなに大変ではないです。開いているケースがないときには、ぼーっとしたり庭の畑のことやお散歩行こうかな〜とか、ご飯何にしようかなとか、ありきたりなことを思っているので頭の中は空の状態です(笑)。
人が好きで、楽しく私のできる範囲でサポートしているだけなので、大変だとか気にすることではないのです。

あ!私のエネルギーを使うところはブログを更新することかも!!
なかなか気が向かないと書かないんですよね~笑

自分ができるパフォーマンスを提供しているだけ

プレゼント

ーーご自身の「好き」を活かして、できる範囲で。このことが未来のどんぐりプロジェクトどんぐりっこパック(※完売)などのアイデアにも変換されているのでしょうか?

REI先生:アイディアってほどのことはしてないと思います・・・。
ただ、やりたいことを実現させるために自分ができるパフォーマンスを提供しているだけなんです。
こんな感じなんですがどうしましょう??インタビューのこたえになっていますかね?大丈夫ですかね・・・。

ーー力まず自然体、という印象を受けました。REIさんの企画は「次は何があるかな??」と、いつもワクワク楽しみにしているんですよ。やりたいことを実現させるために・・・中学生の頃からの夢「自然豊かな保育園を作ること」へつながるのですね。

変化する瞬間を共有できるということ

ーー人が好き・楽しむ。インタビュー中にREI先生から受けた印象です。教室・読み聞かせ・オンラインで・・・どんな時に「楽しい」を感じていますか?

REI先生:瞬間に立ち会えることですかね。
大人でも子どもでも変化する瞬間ってあるじゃないですか?それまでの過程も知っているからこそ共有できる瞬間を、同じ温度で感じられることにどんぐりを通してやりがいを感じます。
私の「楽しい」「好き」は”やりがい”と似た感じみたいです。

コロナ禍でも変わらないこと

ーー2019年3月から教室を開講されて、1年もたたないうちにコロナ禍が始まりました。受講中の子どもたちはもちろん、保護者の皆さんの様子でコロナ前と今で変わったこと、変わらないことはありましたか?
REI先生ご自身の気持ちの変化もあれば教えてください。

REI先生:うーん、変化はないです。
みんないつも通りに取り組めているので、教室を開けていても閉めている時期があっても変わらないです〜。それがうちの教室、子どもだけじゃなく親のためでもある教室の強みです。
通信部も変わりなくいつも通りです。
私も変わらずいつも通りを心がけてます。
保護者の皆さんからは、
「REI先生が変わらずそこにいてくれるから安心します。どんな状況下でもゆったりとした時間を感じることができるのでリセットできます。」
と言われることが多いです〜。

ーー「いつも通り」。なかなかできないことですが、大切なことですよね。保護者の皆さんが「ゆったりとした時間を感じることができる」こんな風に表現されるお教室とREI先生という存在が身近にあるって、本当に心強いと思います。
こういった教室が歩いてすぐのところにある、そこまでどんぐりが当たり前の存在として広まることを強く願っています。

これまでのやり取りや、どんぐりポケットの読み聞かせレポートなどブログ内の利用者の声をいくつか読ませていただいて、子どもたちに直接
「REIせんせいって、どんなせんせい??」
とインタビューしたくなりました。福岡のお教室へ必ず行きますよ~!!

REI先生:写真は去年、教室の利用者さんにお聞きした感想です。よければどうぞ~。

――素敵な写真をありがとうございます!

どんぐりポケット利用者の感想
※左下赤字は「大きいイメージがわく」

REI先生からどんぐりユーザーさんへのメッセージ

ーー最後に、どんぐり問題やお子さんとの関わり方で悩むどんぐりユーザーのママ&パパへメッセージをお願いします。

REI先生:今、皆さんは幸せですか?
お子さんの目はイキイキしてますか?
どんぐりに関わらず、お子さんと保護者の皆さんの心が晴れていることを願っています。
私の相談窓口はいつでも広く開けて待っていますよ。
ぼちぼちやっていきましょ〜。

どんぐりポケット基本情報

教室名 どんぐりポケット
主宰者 REI先生
サポート内容

通塾(高宮・大野城教室)
通信※2021年6月現在、通信部のメール添削・読み聞かせ単発以外の募集は一旦停止中
親子分析(通塾・通信のみ)
無料メール相談(要学習カルテ提出)

料金

通塾:5,000円/月+年会費3,000円、単発2,500円/回
通信部:オンライン授業5,000円~、読み聞かせ3,300円~、メール添削1,100円~(月謝・セットメニューあり。詳細はブログ参照)

特徴 「今を力強く生きている子ども達の輝く笑顔と、無限大の能力を守り続けたい」という思いを元に、丁寧に親子に寄り添ったサポートや様々なイベントを企画。
子どもだけではなく、親もホッと安心できる居場所(教室)を提供している。