2022/10/27
どんぐり問題を始める前に準備しておきたい7つのモノ【どんぐり初心者さん向け】
「どんぐり問題やってみたいんだけど、どうすればいい??」
という質問が多いのでまとめてみました。
最初にこのページにたどり着いた方は、ただの学校のお勉強ができる子に育てるだけではない、どんぐり倶楽部の全体像がなんとなーくわかる、
を見てくださいね。
まずはリセット
年長さんスタートとか、これまで自然派子育てでやってきた、とか余分なストレスを与えていない場合はすんなりスタートが切れると思います。
が、特に
いろいろやらせてみたけど、学校の勉強についていけない
逆に
いろいろさせてきたけど、もっと思考力を効果的に伸ばしたい
など、
子どもに合わない学習方法を含めいろんなことをさせてきちゃったママは、良質の算数文章問題(通称どんぐり問題)をお子さんにさせる前にまずは
リセット
が必要。
どんなに栄養のあるものでも、入力の準備が整っていないと消化・吸収できないからです。
我が家の場合は大きく子どもに変化があったのは最初の1週間でした。
どんぐり育て直しの導入時期が冬休みと重なったので、まるまるリセット週間に充てました。
どんぐり問題を始める前に準備しておきたいもの7つ
さぁ、楽しくどんぐり問題を始めるために必要なモノをあげていきますよ~。
1.良質の算数文章問題(通称どんぐり問題)
これがないと始まりませんね。
では、どこで入手できるかといいますと・・・
- 学年ごと~全学年分【年長~小6】分のどんぐり問題のみの注文も可能
- 他にどんぐり倶楽部の全ての教材と理論理解の入門編にあたるテキストがギュギュっと詰まった、The First Step
- どんぐり理論と教材をしっかり学んで使いたい人のためのAll-in-One(個人的にはこれがおススメ)
という方は
頭の健康診断のサンプル問題で様子を見る
- 各学年5題ずつ問題が入手可能
ちなみに、12歳までに「絶対学力」を育てる学習法―すべての教科に役立つ万能の思考力を伸ばす
巻末にも『頭の健康診断』と同じ問題が収録してあります。例題として、別の問題も各学年数題ずつ加えられているので、お試しとしては十分な問題数となると思います。
が、
大きな声では言いませんが・・・
全700題の問題文もどんぐりっこの取り組みも、各どんぐらーブログで公開されています。
ということは・・・ゴニョゴニョ・・・
どんぐり倶楽部の教材は効果の高さに比べて、お値段がものすっごくお安いと思うので私は購入して使わせてもらっています。
細かい取り組みについてのお約束は以下を参照してください。
これがすんごく大切なお約束ですので、プリントアウトしてママ用のクロッキー帳に貼る!ことをおススメします。
毎回目にして平常心を保つトレーニングをするんです。(笑)
スタート学年によっては、問題をセレクトする必要があります。
自分の子どもに合わせて、どんぐり問題を調整するんですね。
当時小4・12月からリスタートだった我が家。
中学受験が当初は目的だったので、
「多分難関校かな?まぁでも、どんぐり問題を終わらせるのに早いに越したことはないわっ(`・ω・´)」
と、小5の夏休み前に全700問を終わらせるという、とんでもない勘違い計画を立てていました。
子どもを問題に合わせていました。
我が家の具体的な問題セレクトについては後日記事にする予定です。
2.クロッキー帳2冊
大き目のスケッチブックでも代用できますが、マルマン クロッキー帳 白クロッキー紙 ブルー SL-02はサイズだけでなく、100ページもあってお値段も手ごろ。(クロッキーという名前だけあって、紙はペラペラですが。)
うちは2人合わせて、いや私のもあるから3人合わせて何冊のクロッキー帳にお世話になったでしょう・・・
ちなみに、次男が好きなのはブルーの表紙のクロッキー帳ですが、レッドもあります。
見開き2ページを使う
って言う、ママが時々います。
もったいない気持ち、わかります。
ですが、
半ページケチったことで、持っているはずの考える力を伸ばせないでいたら・・・そっちの方が
断然もったいない
です。
どーんと気持ちよく、見開きページで始めましょう♪
なぜ2冊なのか?
それは
ママも隣で下手な絵で、楽しそうに、お子さんとは違う問題に取り組んで欲しいから。
これが子どもにとても素敵な『考えるお手本』になるからです。
当時小学生だった長男がちょっとスランプ気味だったとき、
「なんかさぁ、お母さん楽しそうに問題解いてたの思い出して、どんぐりやりたくなった。」
と言ってくれたことがあります。
そんなことを期待していなかったので、とってもうれしかった。
子どもと一緒にどんぐり問題を取り組んだ日々は、きっとママの中にも素敵な思い出となって残ると思いますよ。
3.鉛筆・低学年には色鉛筆を。でも消しゴム厳禁。
鉛筆・色鉛筆の秘密
色鉛筆で楽しく絵を描いて、丁寧に色を塗る・・・
算数の文章問題であることを忘れてしまうぐらい楽しい時が親子で過ごせるって、いいですよ~。
なぁんて、
もちろん最初のころは
「なんでこんな問題間違えるかなぁ(怒)」
って、余分なことも言ってしまったりしました。
あ、過去形になってますけど、今は正解を出しても
「絵が少ない!丁寧に描いてくれない~。」
親って勝手です。ホント。
そんな勘違いの突進母さんは(私のこと)、
「色鉛筆もたくさん色があると楽しいよねぇ~。」
と、36色セット!とかドドーンと買おうと思ってました。
いやぁ、危険な人です。
どんぐり倶楽部の創設者である糸山先生は
■07.色鉛筆は6色以下が適当。(鉛筆だけでも可:薄い鉛筆は不可)
と書いていらっしゃいます。
便利なもの(道具)をジャンジャン与えればいいわけじゃないってことです。
数少ない材料でいかに工夫するか?
便利なモノが溢れる現代に生きる子ども達にとって、重要な環境設定だと思います。
鉛筆に関しては、特に低学年までのお子さんの場合は筆圧が弱いことが多いので、濃いめの鉛筆を用意してあげることがポイントです。
絵で「わかる」「考える」操作そのものをするのがどんぐり問題の特徴。
その絵が薄くて見づらいのは・・・
考えるトレーニングになりませんもんね。
消しゴムは最初からしまっておく!
あると(目に見えると)使いたくなっちゃいます。
だから最初から出さない。
考えた軌跡(ときに奇跡)を消しゴムで消しちゃうなんて、もったいないです。
4.のりorテープ・はさみ
どんぐり問題を切り取って、クロッキー帳に貼るために使います。
鼻歌まじりでチョキチョキチョッキン♪
これまた楽しい時間。
5.おやつ・飲み物
リラックスしなければ、動くものも動きません。
おいしいおやつに飲み物は必需品です。
「これやったの?」
「まだできないの??」
「ちゃんと問題読んでるの!?」
なぁんて、楽しみなおやつの代わりに、頭(思考)も心も固まってしまう言葉・雰囲気を出していませんか?
エネルギーが少なくて、使い方も下手な長男は、どんぐり問題中は一切おやつを手に取りませんでした。
味がわからないどころか、考えるのに一生懸命で食べたことも覚えていないんです。
どんぐり問題の前に
「今日のスペシャルおやつは何にしよう?」
とリクエストを聞いて作っていました。
スペシャルと言っても・・・
ホットケーキに自家製ベリーソースをかけて、ちょっとアイスを添える
ミニどら焼きを山盛りに盛り付ける
アラザンやチョコスプレーをカップケーキなどのトッピングに加える・・・etc
ちょっと普段と違うような雰囲気にするだけで、手間はかけてません(^-^;
逆に次男はいつも自分のおやつボックスから好きなものを選んできて、食べながら・飲みながら、のんびりどんぐり問題に取り組んでいます。
兄弟でも全然違います。
6.ゆったりとした時間
まずは1週間に1日30分から1時間をどんぐり時間としてキープできるように。
この時間を確保できない方は、かなり忙しい毎日を送っているかも。
子どもや家族のお世話に家事、仕事・・・ママはとっても忙しいです。
だからこそ、日々のルーチンを見直して優先順位を。
最初は問題が解けない、絵が描けない子どもにイライラするかもしれないけれど、
- まずは1週間に1日だけ
- 次は1カ月続けてみよう
- 頑張って3カ月目!
- もう少し様子見てみよう6カ月(^-^)
って、半年続けてみてください。
きっとママにもお子さんにもうれしい変化があります。
統計取ってないけど、私のまわりのリアルどんぐらーさん達もそんな感じです。
我が家は今のところ、パパもお兄ちゃんもいない週末の午前中をどんぐりタイムにしています。
お兄ちゃん=何かおもしろいことをやってくれる人
なので、気が散ってしまうんですね。
年の近い兄弟がいる方は各家庭で取り組み方を工夫していらっしゃるようですよ。
7.ママの笑顔
どんぐり問題に何が必要かって、これが一番必要なものかも。(笑)
コツは、
- 楽しく終わる(間違えてもサクッとわからん帳へ。)
- 小言・ヒントはなし
- 注意事項として何か伝えたいことがあったら、次回始める前に伝える
最初はこれを毎回呪文のように唱えながら、テーブルにつくことになるかもしれません。
でも、こういう状態がフツーになると、子どもだけでなく、ママも心がラクになるんです。
どんぐり問題をルールを守って続けていると、子どもの細かな状態が絵やその取り組みからよくわかるようになります。
すると、今まで当たり前だと思い込んでいたり、気づかなかった進化もちゃんとわかるようになります。
「ちゃんとこの子のペースで前に進んでるじゃん。」
って、ママも安心できるようになるからです。
最初から小学校卒業まで完璧にこれを守れる人はまずいません。
多分そういう人はどんぐりには出会わない。
私なんて何度グチグチと嫌~な態度で接して、長男と険悪な雰囲気になったことか(^-^;
それでも毎回、
「気分よく終わる!」
と覚悟しました。
自分の姿を録画したり、声を録音したりして、自分を振り返りニッコリママになる努力をしました。
皆さんも一度録画・録音してみるといいですよ・・・
私はビックリしました。
自分のめんどくさそうな態度に
テンションの低さに
雑な動きに・・・etc
鏡の前で口角を上げたり、
「ありがとう。助かった~。」
の言い方を録音して練習しました。自分なりにボイストレーニングもしてみました。
で、反抗期と言われる中学生になっても、私へのおしゃべりが止まらなくて弟とケンカ(^-^;になるぐらいの関係が築けています。
(そりゃたまにはお互いカチン!とくることもあるけどね。)
おわりに
今回はどんぐり問題を始める前に揃えておきたいモノをまとめました。
一部、モノでないものも含まれてますけど(笑)
始めてみたものの、お子さんによっては、全然絵も描かないし、楽しめないし、解けない問題ばかり・・・ということが続くこともあるかもしれません。
でも、
楽しむ工夫と努力を諦めなければ大丈夫。
ちょっとへこんでいるママには
をどうぞ。
どんぐらー親の会では、どんぐり子育てに奮闘するママ・パパ達でワイワイやってます。
一人でちょっと心細いな、という方はぜひどうぞ。
お待ちしてます。