2017/02/092 Shares

算数のつまずきが心配?参考書や問題集に手を出す前にコレを揃えよう!

大丈夫

目の前の算数が「できない」我が子を見ていると、「この子、これから大丈夫??」と不安になるママは多いです。

そんなママのお悩みを一緒に一つずつ『具体的に』悩み、解消につなげるためにシリーズを作成しました。

第1回目:子どもの算数苦手を克服させたいママへ。おうち算数のコツ。

さて、今回は・・・

うちの子算数につまずいている!と思った時、焦って参考書や問題集を買ってとりあえず与えがち。

(あ、良質の算数文章問題、通称どんぐり問題は買っておいて損はないです。)

そんなママに知って欲しいこと。

まずは【6年間分の算数の教科書を揃える】ことです。

教科書はどこで手に入るか、知ってる?

最寄りの教科書販売店で入手できます。

一般社団法人 全国教科書供給協会

もちろん学校からの支給ではないので、お金はかかりますが、数百円程度と安いです。

6年間分の算数の教科書をママ用に購入することをおススメします。

ママがキッチリ把握して取りこぼさないように教えられるようにしておく、ってわけじゃなくて、全体を把握するためです。

(ついでに国語もあるといいよ。)

6年間で学ぶ算数の内容、知ってる?

教科書

算数の授業は毎日のようにあるから、これから先勉強するボリュームについていけないんじゃ??と心配ですか?

算数って、やること・覚えることがたくさんっ!!と誤解している方も多いです。

手っ取り早くどれぐらい勉強するのか知りたいママは、6年生の『まとめ』のページを見るといいかもしれません。

私の手元にある教科書で16ページでした。

6年分の算数が16ページでまとまっちゃいます。

でもよく見ると・・・

単純計算や単位換算、約分・通分などの手順ものや類題がズラーーーーッと並んでいるので実質そんなにないでしょう。

全体像を把握してみよう

例えば、突然「この直方体の体積を求めよ!」なんて習うわけではないんです。

1年生で空き箱をいっぱいおうちから学校へ持って行って、「いろんな形があるんだねー。」からはじまり、それぞれの形には名前がついていて(三角形など)、同じ三角形に見えても、その中にも名前の違う物があって(二等辺三角形など)、ただの線や隅っこにも名前がついていて(辺・頂点・角など)、広さ(面積)も求めることができて、立体になって中身(体積)も数字で出せちゃうんだ!

って、ここまでを6年間かけてゆっくり・ゆっくり学んでいきます。

単元は一つ一つがバラバラではなく、ゆるやかにつながっているんです。

二桁のかけ算で九九と足し算が復習できるように、二桁の割り算で九九と引き算が復習できるようにetc行きつ戻りつ・・・

なんとなーく、教科書の作りが見えてきましたか?

もちろん、どんぐりも学習指導要領をおさえてます。

教科書をよくよく見ると、

良質の算数文章問題、通称どんぐり問題の中に入っているものがほとんどだっ(゚д゚)

ってこともわかります。

(そりゃそーだ。テキトーに作られた文章問題じゃないもんね。)

私の手持ちのまとめページでどんぐり問題になかったのは、グラフの読み方や線対称・点対称の作図をするぐらいでした。

ぜひ、0-6mxまでの6年分のどんぐり問題にも目を通してくださいね。

どんぐりだけで大丈夫?つまずき単元でチェックしてみよう。

だいたい「つまずく」と言われている単元は決まっていまして、どんぐりでフォローが可能なのか?を見ていきます。

繰り上がり・繰り下がり

指折り算からの~丁寧な筆算をゆっくり少しだけで十分。

こちらは指折り算前の体感計算についての動画です。

以前、ゆっくり成長タイプのお子さんに、0mx44の雪だるまがじゃんけんをしている問題を体験してもらったことがあります。

でも、じゃんけんなのに何体か描いてくれた雪だるまの手は全てドラ〇もんのような丸い手ばかりでした。

当時そのお子さんは2年生で、1年生の繰り上がり・下がりの単元からつまずいていました。

自分の指の感覚がわからないまま、さくらんぼ計算をひたすら繰り返しやっていました。

一番確かで安心できる自分の体の一部である『』。

これを感じられないまま、数字だけの操作をしても、確信もなければ納得もできませんから、自分の感覚と数字がどんどん離れていきます。

計算だけ焦って取り組ませる必要はありません。

どんぐり問題で計算はしているし、手順確認が必要ならこれだけ算数・計算編や導入のビジュアル筆算を使ってみましょう。

時計

日常生活、例えば、起きて、ご飯食べて、学校へ行き、友達と遊び、夕ご飯、お風呂、読み聞かせをしてもらって眠りにつく、というのも立派な毎日のリズム=時間です。

ゆっくり身につけていけば大丈夫。

どんぐり問題にも時計の問題はわんさか(笑)あります。自分で時計の絵を描き、針を動かしてみたり・・・ちゃんとその子なりに工夫する時が来ます。

冷静に考えれば、大人になれば時間感覚なんて身についてますよね。

時計筆算なんて資料もあります。

九九

トライアングルナンバーズでゆっくり入力。

九九は便利な道具であることを忘れない。

九九をやりすぎて、それまで絵にしてわかっていた倍の概念がわからなくなってしまったお子さんもいます。(学校での九九暗記の強迫観念から逃れる、ゆっくりした生活を更に心掛ける、で回復しました。)

単位換算

2年生でL、dl、ml、mm、cm、m

3年生でg、kg、km

が出てきます。

量そのものを日常生活で感じます。お料理、工作、お裁縫、身長比べetc。

単位は便利な道具であることを実感するような体験を一緒に楽しみましょう。

意外に「柱の~傷はおととしのぉ~♪」の童謡のように、おうちで背を測って、成長にびっくりしたり喜んだり・・・なんて経験、今の子少ないんじゃないかな?と思います。(賃貸だ、とか新築だから傷つけたくない!とかで。)

で、単位換算自体は作業ですので、サクッと単位換算表を利用しましょう。

割り算

私もわかっていなかった割り算(T_T)。お宝算でスッキリ。

ココは、小学校算数のキモだと思いますよ。

●記号(÷)の意味
A÷B→A:B→A/B→つまり「Bを基準にしたときに対応する値をAとする」という記号です。

お宝算より一部引用

分数

割り算がちゃんとわかっていれば怖いものはなし。

お宝、お宝・・・呪文です。

●分数が分からない理由
分数は数字ではありません。割合を表している記号です。
それを、整数や小数と同じ感覚で説明していては分からない方が普通です。
4/2(2分の4)とは4÷2を表しているだけで、一般的な数字を表してなどいないのです。
2を基準としたときに4に当たる(相当する)数を表している記号です。
だから基準を変えても同じ割合のおおきさを分子におけば=になるのです。
つまり4/2=2/1=2=6/3……..。ですから、分数とは数字ではないということです。
実は数は全て1が基準になっているのです。
ところが分数は分母が基準になっています。
ということは普通の数字と同じように教えてはいけないし、同じような考え方では理解できないのが当然なのです。
もちろん1を基準にした分数は整数と同じになります。1分の3(3/1)=3。なぜなら、普通の数字は基準が1だからです。
こんな基本も知らずに分数を教えている先生がいる。しかも大勢いる。これでは子供に負担ばかりがかかってしまう。

分数がわからない理由より

小数

これだけ算数・計算編の『小数の理解』項目で対応。

小数の計算は計算の手順を確認する程度でも十分です。

どんぐり倶楽部では、『習熟してはいけない項目』の一つに小数計算があります。

これに関してうちの現中2の長男に聞きましたら、数学だと、例えば方程式は分数も小数も整数化しちゃいます。社会の地理の分野で小数計算が出たり、理科だと気象なんかで小数計算が出ますが、これも分数化して最後に答えを小数化すればすみますし、どちらかと言えば、位と四捨五入そして概数を理解していることが重要です。(ちなみに、整数÷小数などの計算がほとんどで、彼は分数化しないでそのまま計算している、とのこと。好みの問題だと思います。)

分数・小数・整数の関係は5年生で、分数×分数・分数÷分数の単元は6年生で学習します。

大きな数(二桁~1億を超える数)

低学年なら、1が10コで10!10が10コで100!とか授業で先生が連呼させていたりする単元です。

具体物で数字を量的にイメージできるのって、実は小さい数字が限界です。

億や兆って、大人でもなんとなく、ですよ。

家が何千万、車が何百万、国家予算が何兆円・・・見たり聞いたりして、なんとなーくこんなもん??と感覚が身についているだけです。どんぐり問題で、位取り・やったら大きい数が出てくる問題などで、自分で工夫して深い理解につなげます。

図形

文章から絵図を描き起こすどんぐり問題でのトレーニングをしていれば、図形は簡単です。

日常生活でも折り紙・工作・粘土etc何もないところから形を自由に作り出す体験を楽しく重ねます。

三角形・平行四辺形・頂点・辺etcなどの『算数語』がイメージできていれば大丈夫。

割合

5年生最大の壁?とも言われる単元。

教科書にはパッと読んだだけでは「ん?」な公式がでてくることでも有名です。

その前にお買い物で「お!特売!半額だって。おっトク~♪」など、一緒に日常生活を楽しみ体験を重ねていきましょう。

これまでの深い理解があれば、教科書レベルの問題なら絵に描いてサクッと解けます。

●年長:

・絵本の読み聞かせをしているような雰囲 気で、一行ずつをゆっくり味わい、一行ずつを楽しくお絵かきする。

*子供達が大喜びする楽しい問題がいっぱいです。時間をかけて、ゆっくりお話の世界を楽しみましょう。脱線して問題が進まないくらいが理想的です。幼い子供達ならではの工夫を楽しんでください。どんぐり問題は年長問題から、四則計算、分数、比、割合、速さなどの概念をハッキリと実感できるようになっています。算数が苦手だと思っている高学年の子供達にも、文字、視覚イメージ、絵、思考、式、計算を関連付ける練習にも役立ちます。

■どんぐり問題:学年別使用上の注意(文責:どんぐり倶楽部)より一部抜粋

ホントです。

どんぐり問題全700題、無理だ―!と思うなら、ぜひ年長問題だけでも単元と照らし合わせながらママがやってみてください。

ちなみに〇割という算数語はどんぐり問題5mxに、百分率(%)という算数語は6mxに出てきます。

割合同様です。

〇:〇、比という算数語はどんぐり問題6mxに出てきます。

速さ

こちらは6年生最大の壁?といわれる単元です。

速さ(時速・分速・秒速)・距離・時間の言葉の意味がわかっていれば(単元でいえば、5年生の単位量あたりの大きさ。『あたり』以外にも『につき』『ごと』などの言いまわしに慣れておく。⇒どんぐり問題にじゃんじゃん出てきます。)、絵図を描いてオワリ、なんですけど・・・ね。

ちなみに長男は公式を習う前に『は・じ・き』で有名な速さの公式をどんぐり問題を解いている時に見つけました。

割合、比、速さともに、自力で絵図に描き起こす力がある子には、つまずく単元じゃないんです。

長男は割合や速さの単元を習う前に、言葉の意味だけ説明してあげたら、絵を描いてどんぐり問題を解いていましたっけ。

どんぐり問題6mx09

(問題文のメモ、G4というのは小4を意味しています。小さくて見えないかな。)

こんなところでしょうか。

文部科学省:現行学習指導要領・生きる力 第2章 各教科 第3節 算数

の各学年の最後に出てくる【用語・記号】これがいわゆる算数語です。

ちょっと聞きなれないので、さりげなーくママが日常生活で使ってあげるのもポイントかもしれません。

例えばミシンで「直線縫いね~。」とか。

意味を聞かれたら「あ、まっすぐに縫うってこと♪」

なんて、フツーに楽しく忍び込ませる。

ということで、

これまでのことを、一つずつママが単元とどんぐり問題を照らし合わせる根性があれば、ぜひやっていただきたいな、と思います。

そんなんメンド―わからん・・・(T_T)という方であれば、どんぐり倶楽部の『過去ログ』と『これだけ算数・計算編』そして、『どんぐり問題』をお守りにして、

6年生まで楽しく待つ

を実践することをおススメします。

が!

どんぐり子育て相談窓口でもご協力いただいている、エキスパートの塾長さんが、どんぐり問題索引を作ってくださっています。

そちらを参考にチェックしてみる手もありますよ。

6年間の算数の内容は数日から1年で習得可能?!

日常生活・遊び・どんぐりにじっくり楽しく味わいながら取り組んでいれば、小学校6年間の算数の内容なんて、あっという間に学習できます。

私の少ない経験からいってもそう思います。

リンクの方は、3日だそうですね。

誤解してほしくないのが、学校行かなくてもダイジョーブ!勉強しなくてもダイジョーブ!と、私はすすめているわけではありません。

誰かのやっていることを自分で確かめもせず盲目的にマネすることは、とても危険だと個人的には思います。

だから、私が今回書いたことも鵜呑みにしない。

不安なら、我が子をここまで無事に大きく育てた自分のこれまでの過程と、今やっている(させている)こと・自分の思い、どんぐり問題の絵と今の我が子の様子を静かに見つめましょう。

余計なことをしなければ、きっと大丈夫、と思えるはず。

「大丈夫、と思えなーい!」

という方は、どんぐらー親の会でお待ちしています。

おわりに

いやぁ~、シリーズにわけて正解でした。

(5000字超えてるw)

「いや、理想はわかった。でも単元テストとか全滅じゃないの?」

「わからないことをわからないままにしておいていいの??」

まだまだいろんな心配事があると思います。

次回はその辺りを中心にお話ししていこうと思います。

それまで待てない方は、ぜひ

どんぐり倶楽部のホームページへどうぞ。

頭の中が学校の勉強のことでいっぱいのあなたには、とりあえずこちらの記事を。