2016/11/290 Shares

どんぐり初心者さんの質問:どんぐり問題以外の教材は、実際にどう使いましたか?

教材を使う親子

0-12歳までのお子さんをお持ちのママのどんぐり子育て応援します!

サポーターのサイトーさん。です。

以前、

どんぐり初心者ママのお悩み:どんぐり倶楽部の教材が多すぎて何から手を付けていいかわかりません!

で、

とりあえず、『良質の算数文章問題』=通称どんぐり問題だけで大丈夫だよ!

とお伝えしましたが、

「そうは言っても、やっぱり他の教材も気になる!!」

そんなママは多いと思います。

・・・

人間目にしちゃうと、気になっちゃう動物ですからねぇ・・・

どんぐり問題以外の教材も非常に優れたものですが、実は我が家ではあまり使用していませんでした。

今回は各教材の実際に加え、あまり使用しなかった理由も併せて記します。

どんぐり問題以外の教材は、質の悪い宿題から子どもの心(感情)と頭(思考力)を守るための回避策です。

回避

質の悪い宿題とは、お粗末三点セット(計算ドリル・漢字ドリル・音読)に代表されるような、多くの学校で出されている無理・無駄・非効率な宿題のことです。

それらから子どもの心(感情)と頭(思考力)を守るために、回避策としてママがとりあえず、

「ふーん、効果的な学習法ってこういうことなんだ~。」

と、知っておくといいですよ、というものです。

すべての教材をやらなければいけないものではない

ということを覚えておいてくださいね。

どんぐり問題以外は使う時期が過ぎていた、もしくは使いこなすだけの余裕がなかった我が家

我が家は小4・12月からのどんぐり育て直し組です。

「わからない!」と言って、怒る・泣く・ノートをびりびりに破り捨て、鉛筆を折っていた当時の長男は、頭の健康診断でいえば、

重症から危篤状態

考える力をつけることはもちろん、

結果・完璧主義をはじめとする、これまでの勘違い価値観を親子共に修正する環境を一から作り直す(どんぐり倶楽部では環境設定と呼びます。)のに必死で、どんぐり問題以外の教材は使っている時間的余裕がなかった、というのが正直なところです。

また、どんぐり問題と同じぐらい有名な

IF法(イメージフィックス法:漢字を1回も書かずに覚える方法)

も、どんぐり問題で作り上げる複雑な思考回路に比べれば、単純なイメージ操作になります(要はただの暗記)。

単純で楽な方にすぐエネルギーが流れてしまう特性が強い長男は、まずは思考回路の作成(というよりも、掘り出した感じかも。)と、じっくり考え続けられる忍耐力養成へエネルギーを注ぐことが最優先でした。

ということで、IF法も6年生の2月ぐらいからようやく解禁したぐらい。

あなたのお子さんは、思考力養成以外にエネルギーを回せる余裕を持っていますか?

学校・宿題・習い事・テレビ・ゲーム・遊び・読書・ママからのお小言・・・どんぐり問題以外に使っているエネルギーとお子さんの様子を見て、教材も優先順位を決める必要があります。

我が子に合った宿題アレンジ法として使っているどんぐらーは多い

宿題をする子ども

うちは一切の宿題をさせずに、どんぐり問題一本で小4の後半から卒業までいきましたが、全く学校の勉強には困っていませんでした。(あ、漢字は書けませんでしたけどね。読めるし意味もわかるので、問題にしていませんでした。)

加えて、先ほど書いたようにエネルギーがすぐに単純回路に流れてしまうため、少量でも単純作業はさせたくなかった(というよりもそんな時間的余裕がなかった)ので、回避策としての教材利用もしませんでした。

お子さんのエネルギーの余裕と、担任の先生との宿題アレンジ交渉の結果、教材を宿題として提出しているどんぐらーさんもいらっしゃいます。

ということで、前振りが長くなりましたが、以下、個人的にイチオシの教材、『All-in-one』にまとめられている順に、我が家の例をお伝えします。

各教材の詳細はホームページはもちろん、書籍:12歳までに「絶対学力」を育てる学習法―すべての教科に役立つ万能の思考力を伸ばすに詳しく載っていますので、もう一度チェックしてみましょう。

どんぐり問題以外のどんぐり式教材たち

これだけ算数・計算編

これだけ算数・計算編・全学年版
1週間に1題だけで計算問題を完璧に出来るようになる仕組みになっている問題集。1学年分が52題(52週=1年間)で構成されている。1日1題解くと7年間分(年長~小6)の問題を1年間で消化してしまうので、各家庭で調整して使用する必要がある。

この中に収められているもののうち、有名どころの教材のみをピックアップしていきます。

デンタくん

デンタくん
ストレスなく計算できるように開発された。ドット・おはじき・百玉そろばん等に代表される教具ではなく、人間が生まれたときから自由自在に操作・イメージトレーニングしている『指』を視覚イメージ化するのが特徴。一番人気はデンタくん2号らしい。ただし、「10の補数と九九」以外は筆算という原則が基本である。

すでに小4だった長男には使いませんでした。

現在小1の次男にはこのデンタくん導入前の体感計算を週に一回やるかやらないか、ぐらいのゆっくり・ゆっくり取り組み中。

兄同様暗算・スピード大好きなので、数(計算)から意識をそらすこと、楽しく楽しく親子で『感じる』ことをたっぷりしていくことを私がかなり意識して日常生活を送っています。

暗算を兄のようにパッパとするようになってしまう前に、丁寧な筆算を基本にデンタくん2号が自然に頭の中に感じられるといいなぁ・・・なんて思っています。

三角視算表

三角視算表(トライアングルナンバーズ)
九九を36個のユニットで自在に操作する事で計算だけでなく、思考回路作成の準備にもなる九九暗記の新しい方法。視算表の最上段には10の補数表が配置されている。

こんな感じ。↓
三角視算表

長男はすでに九九は履修済みだったので、使用しませんでした。

九九をすでに覚えてしまった高学年スタート組のどんぐらーママさんで、

「九九を三角視算表で覚え直させないとダメですかっっ??」

と言われる方が結構いらっしゃったりするんですが、もう覚えちゃってて、しかも使えているものを改めてやり直させることはストレスになりますから必要ないですよ。

九九と言えば、2年生の一大イベントになります。

学校も先生もメチャメチャ気合い入れてきますので、九九の暗唱だけでなく、逆から九九・ランダム九九・タイム測定など、これでもかーーーーー!!!の九九の嵐になります。

長男の時は3年生になってもしばらくは九九の百マス計算とか宿題に出てましたっけ。

九九も恐らくすぐに暗唱してしまうことが予測される次男。

これを下敷き等に入れていつでも目にすることができる場所において置き、暗唱が早く出来ることはすごいことでも、偉いことでもなんでもない、という価値観を伝えるために

「ゆっくり・ゆっくり~♪」

「表を見てやったら楽ちんよ~。」

と、スピードに乗せられないよう、なんとかテンポを引き戻す努力を日々続けることになるでしょうね。

小学校時代は我が家の場合、スピードと単純回路強化阻止の6年間となりそう。

ふぅ。(´・ω・`)

単位換算表

単位換算表
単位の構造をマスターするための換算表。単位換算の歌をうたいながら、自分で表を書き起こすことで計算を一切しなくても単位換算を可能にする。

こんな感じ↓単位換算表

数字・暗記・スピード大好きな長男は、これも例外なくサッサと単位換算もしていました。

・・・

全然すごいことでも、羨ましいことでも、良いことでもないんです。

そっちの方が単純でラクだから、考える方ではなく、すぐに数字の変換とか暗記にエネルギーが流れちゃうんです。

みんなで人生ゲームをしていると、他のプレイヤーの所持金もパッパパッパと両替して大きなお金でまとめていないとイヤな人なんです。(だからうちでは人生ゲームなどの金額計算が絡むもの、トランプでもスピードを競うものはやりません。)

おもしろいことに、どんぐりが軌道に乗ってきた頃、単位換算がパッとできないことが何度かありました。

そういうタイミングを見計らって、

「キロキロと~・・・」

とそっと歌ってあげて、換算表を書けるような雰囲気作りをするようには心掛けてきました。彼はできないと意地になる完璧主義者だったのであくまでもソフトに。

書いたら見える、書けば大丈夫、というメッセージを『押し付けないように』伝え続けました。

・・・

実際は単純回路をなるべく使わせないように必死だったので、相当力入ってたと思いますけどね。(^-^;

分数の加減で最小公倍数を使わない:通分計算、右××(バツバツ)

通分計算、右××

分数の足し算・引き算では基準を統一するために、通分(分母を揃えること)をしますが、この時に「最小公倍数で通分します」
と教える先生がいますが、これは基本ではありません。
通分とは、基準を揃える(同じ土俵にのせる)ということだけですから共通な倍数(公倍数)であれば何でもいいのです。
つまり、分母×分母を共通分母にするだけで100%できるのです。最小公倍数で頭を悩ますことは不要なのです。
分数がわからない理由より引用

なんのこっちゃ?という方が多いと思います。

私もその一人。

小学生だった長男にこの資料を見せても、反応は「・・・」

公立の小学校の教科書やテストに出てくる分数計算なんて、複雑なものはまず出ません。

数字大好き長男はこれまたサッサと学校で習った通りに「最小公倍数」が出てきちゃうんですね。

(エネルギーが少なくて、使い方も下手っぴな長男はこういう地味~、なところから、考えるためのエネルギーが奪われていくのです・・・)

が、

私がある日、自分の中でどんぐり教材を整理したくて、久しぶりに通分計算右××、の資料を見ていると、中学生になった長男が、

「あ、それ数が大きいときにやってるよ。」

え?( ゚Д゚)

「数が大きいとき」という限定用法なのが、最大の弱点だと私は思うのですが、(だって、彼のミスの傾向、うっかり暗算・最小公倍数間違え防止、とか、計算方法を統一したら、「これは数が大きい」とか、判断のために有限なエネルギーの無駄遣いをしなくて済むじゃん、とかいう、私の独り言は飲み込む。)

彼なりに工夫して計算もやっていたことがわかりました。

番外編:割り算の教え方と筆算命の縦線、小数計算について

算数

割り算の教え方(お宝算)

私はこれで、割り算の本当の意味がわかりました!!

って、全然自慢できることじゃないけど。

「分数の割り算って、分母と分子をひっくり返すんでしょ?」

と思っているママにはぜひ目を通してほしいページです。

もちろん、これで長男は機械的にやっていた割り算、特に分数の割り算の意味がちゃんと理解できました。

割り算筆算の命の縦線

割り算の計算ミスをしないようにするための工夫です。

「こんな工夫があるよ♪」

って、早めに教えてあげるといい工夫の一つだと思います。

字が汚い、小さい、計算を急ぐ長男はなかなか受け付けてくれませんでした。

学校で習ったことと違う、自分だけ違うことをやりたくない、という完璧主義と判断基準が外にあった影響が強かったのですね。

小学校のパターン文章問題と違い、どんぐり問題にはあり得ないぐらい桁のデッカイ数字が出てきますから、そういう問題をどっさり用意しておいて、使わざるを得ない状況に追い込んであげました。(笑)

同時に「違うことをしたくない」の原因を取り除くための環境設定も、もちろんしましたよ。

小数計算は頑張らない

高学年で伸びない共通点

小3から算数で小数の単元が入ってきますが、そこから始まる、長い長ーーーーーーーーーい小数計算の道・・・

5~6年生で円(円周・面積・体積)が入ってくるから、ずっと3.14との闘いですよっ!(›´ω`‹ ) ゲッソリ

中学に入ると、3.14がπ(パイ)に変身しちゃうんですよねぇ。この脱力感ったら・・・。

えーっと、余談ですが・・・

5年生で円周率を習いますが、ちゃんと教科書に沿って自分たちで実際に円周を測ってみたり、円周率を出してみたりして、円周率は約3.14だと学習するのですが、恐ろしいほどの直径・円周・面積・・・を求める計算練習で、そういう大切な

どうして円周率がいるの?

どうして3.14にしたの?

という「なぜ?」「どうして?」の算数のおもしろさがきれいサッパリ消し去られます。

もったいないと思います。

・・・

ということで、話しが逸れましたが、

小数計算は中学ではほとんど使いません。

理科や社会で小数計算を扱うような分野(化学式とか人口密度ね。)がちょこっと出てきますが、分数に直せばいいですし、答えが小数であることを求められているのならば、分数を小数化すればいいだけです。

小数の意味がわかっていれば、恐ろしいほどの反復計算は必要ないです。

ちなみに、現中2の長男はややこしい計算はまず出ないので、小数のまま計算しているそうです。

漢字読本

漢字読本
各学年で学習する全ての漢字を1つの物語の中で学習するための読み物。1~4・6年生用まであり。実は学校で生徒みんなで漢字読本を作り上げる先生向けの構想。

長男には、読み物の一つとしてこんなのもあるよ~、と一度読んでもらっただけ。

小学校で習う漢字はもちろん、それ以外の漢字も読み・意味は理解していました。

うちでは音読の宿題はしませんでしたが、授業では何度も何度も同じところを読むので、読みは暗記するほど覚えてきます。

読みに関しては自宅で特別に力を入れる必要はありませんでした。

長男と違い、漢字どころかひらがなもカタカナも何も読めない・書けない状態で小学校へ入学した次男。

すでに教科書は飽きちゃっているので、寝る前の読み聞かせタイムでたまーに

「お母さんもこの本読んで欲しいなぁ~。」

と家にある絵本をおねだりして、気が向いたら読んでもらっています。

参考:教科書は絵本です!暗唱?読解力養成?一年生とただ読み聞かせを楽しんでるだけです。

漢字基本筆順練習帳

漢字筆順練習帳
一回の練習で筆順を覚えてしまう「塗り絵形式」の筆順練習帳。小1用のみ。

小4・12月からのどんぐりスタートですから、どんぐり問題と日々の環境設定でいっぱいいっぱい。

漢字を色塗りして~♪なんていう余裕はありませんでした。

ただし、細部と全体を捉える調整機能に偏りがあった長男のために、イメージにはっきりと残りやすいようホワイトボードと極太マジックを使ってコントラストをつけ、漢字ならではの、ハネ・ハライを味わえるように工夫して、IF法で漢字は入力していました。

色塗りは小1のみですから、IF法のお手本として黒版(白抜きでない黒で書かれた漢字。白版と共に小6分まで収録されている。)を使っていました。

次男は・・・多分使わないだろうな。

これを漢字ドリルの書き取り宿題の代わりとして、担任に交渉して提出しているどんぐらーさんは多くいらっしゃいます。

その漢字を使ってイラストや四コマ漫画を描いてみたり、一行作文を作ったりして楽しく宿題されているようですよ。

全手本漢字練習帳

全手本漢字練習帳
全ての漢字練習欄の真横(左横)に「お手本」が書いてある大きめの漢字練習帳。小1~6年生用。

手本は利き手の反対に置く、という原則を使わせてもらっただけでした。

先ほども書きましたが、漢字を書いて・・・なんていう暇がないんです。

次男も同様に、お手本を写して書くドリルの宿題はわんさか出ますので、お手本を真横に置いて、丁寧に書いておしまい、です。

サラッと目を通すだけじゃわからない、どんぐり教材の緻密さ

質・工夫

記事にするのが申し訳ないぐらい、どんぐり問題とIF法しか使っていない我が家ですが、どの教材もどんぐり倶楽部の創設者である糸山先生が、使いやすそうだから♪なんて、テキトーに作った教材ではないということがわかるこの記事を読んでください。

驚きの漢字辞典(文責:どんぐり倶楽部)

私、同じ辞書持ってるんですよ~。

・・・五味さんのイラストに魅かれて(笑)

ほっとんど使っていませんが、同じ字なのに教科書体になってたりゴシック体になってたり・・・なんて気づかなかった!!

他にも、漢字の練習欄の枠の大きさや三角視算表の配置など、パッと見ただけではわからない工夫が盛りだくさんです。

長年の塾講師としての経験、人間の認知や反応、そして実際の目の前の子ども達とご自身で検証した結果から生まれた、余分なものを削り、

無理なく・無駄なく・効果的に

考えられた教材たち。

ほかにこんな教材は見たことありません。

おわりに

ここに上げた以外にも

読解力養成のための絵コンテ読解、横筆算時計と時間筆算作文のコツetc

いろいろあります。

でも、子どもの感じる・味わう心を守り(感情)・考える力(思考力)も育てる基本的な要素はすべて

外遊び・日常生活・どんぐり問題

の中に含まれています。

今、繰り上がりの計算や九九がパッとできなくても、割り算や分数が使えなくても、その子のテンポでその道具があると便利だなー、とわかった時にちゃんと進化します。

だからまず、週に1・2回のどんぐり問題の取り組みだけをゆっくり時間をかけて軌道に乗せましょう。

できない我が子を日々目にしていると、焦ったり不安になることもあるかもしれません。

私自身じっくりすべての教材を使っていませんので、その効果を100パーセント体験していません。

それでも、子どもが小学校を卒業して全体を見渡すことがやっとできて、どんぐり式の効果を実感したとき、この教材さえあれば小学校の勉強なんて大丈夫だ、と思えました。

どんぐり理論で大丈夫です。

どんぐらー親の会ではそれでもやっぱり不安になっちゃうママの気持ちもみんなでシェア。

一人で心細いなら、ぜひ利用してくださいね。

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