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『勘違い子育ての結果です。』どんぐり倶楽部の厳しい言葉の効果とは?

ストレス

「勘違い子育ての結果です。」

「育てたように子どもは育つ。」

どんぐり倶楽部に出会って、ジャングルホームページの中をさまよっていると、いずれ出会うこれらの言葉たち。

正直、キッツイですよね。^_^;

私の場合、長男の添削サービスで最初に返ってきたメールに書かれていた言葉です。

(もちろん、内容はこれだけじゃありませんよ。)

これらの厳しい言葉には批判も多いです。

ですが、私には、

本当に自分が在りたい姿を引っ張り出してくれた

という効果がありました。

言い訳と慰めと。一時しのぎの日々

落ち込む

幼稚園時代までは、

  • シュタイナー教育
  • 自然派育児
  • 親子英語

などなど、なんとなーくいいな〜と思うものを取り入れて子育てをして、それでも上手くいっていました。

子どもが幼くて、親の言うことを素直に聞いてくれていたからですね。

ギャングエイジと呼ばれる年代(小学3-4年生)になり、状況が変わります。

反抗的になり私の思い通りに動かず、感情面ではどんどん喜怒が激しくなり幼稚なままの子ども。

違和感を感じつつも、

当時のサイトーさん。
周りのママ友の話を聞いてもこんな感じだし、私も長男と同じ年頃の時はそうだったもんね。

それに、私は月経前症候群(PMS)やめまい持ちだから、なかなか穏やかに過ごすなんて無理だし・・・。

なーんて、薄々おかしいな、と感じつつ本当に目を向けるべき問題をごまかしていました。

言い訳だった、と今は言えますが、当時は本当にいつも体調がすぐれない可哀想な私、病気のせいで良いお母さんでいられないつらい状況、と本気で思ってました。

どんぐり問題に全く歯が立たずに、怒り、鉛筆を折る長男に対しても、

「こんな私が母親だし、ある意味、仕方ないことよね・・・」

なんて思っていました。

そんな時に投げかけられたのが、先ほどの

「勘違い子育ての結果です。」

という言葉でした。

言い訳の多い大人には見えづらい。〜ネクストステージ理論

次のステージ

大事な大事な満足回路

満足したという感覚が

納得感を導き

次のステージを

目指す動機となります。

「ネクストステージ理論」と言います。

思考の臨界期より

子どもにだけあてはまるものではなく、大人の私達にも言える理論です。

以前の私は、これではいけない、と思いつつ負の状態で安定したサイクルで子どもとの日常を送っていたと、今ならわかります。

子どもに感情をぶつけてしまうこと、PMSやめまいなどの症状など悩んで変えたいと思っている状態なのに、なぜ安定しているといえるのでしょうか?

イライラ理由第1位だった^_^;片付けを例に、どんぐり理論で整理してみます。

快・不快回路

片付けない子どもに対して、おだてたり、遠回しに私メッセージ(キレイな部屋は気持ちがいいなぁ、など、本来は自分の気持ちを伝えるコミュニケーションスキルの一つ。Iメッセージとも呼ばれる。)を発しつつ、実は私メッセージに見せかけて、子どもをコントロール(今回の場合は片付けさせること。)しようとするが、期待通りには動かない。

不快

気分を乗せようと色々やっても、片付けを始めない子どもに我慢していた感情が爆発。ストレスが発散される。

不快から快感へ。

満足・納得回路

私の剣幕を見て、慌てて片付けを始める子ども。思い通りに部屋が片付くことで一時的に精神的に満たされる。

満足

私自身も親から同様に感情のはけ口にされていた記憶(視覚イメージ)が、バイオフィードバック&マッチング(もしくは、パーミッション効果、視覚イメージの後追い現象)として再現される。

満足納得感を更に深めている。

(引用したい部分や記事が多いので、「つい我が子に手を挙げてしまう。」と悩んでいる方に、一番参考になると思われるものをピックアップしました。)

●ストレス→どう発散したらいいのかワカラナイ(迷っている)時→過去の「お手本」を無意識に探す→過去の記憶や親が発散のためにしていたこと
●感情の爆発=ストレス発散が人に向かった時、特に自分の子供が対象となっている時A:ストレス発散(出す:与える) → B:ストレスを受ける
※何時も目にしているので「お手本」となる。「お手本」は良くても悪くても「お手本」となり、未来の言動を導くトリガーとなる。
※Aのストレス発散がBに向かっていると、Bがストレスを蓄積する。そして、その受けたストレスと同時に目にしていたストレス発散の方法(Aの言 動)は暗 黙の「お手本」となってBの中で成長してしまう。すると、Bがストレスを発散するときにAがしていたこと(その時には意識できなくても「お手本」 として内 在している)を使ってストレスを発散しやすい。「知らないうちに」「無意識に」「気付いたら~していた」「する気はなかったのに~」「カッとし て~」とな る。
※代表例が、親子間で負の連鎖が続く理由である。虐待、口癖などなど。ストレス発散の授受によって、発散方法までコピーされているのだ。同じ攻撃 方法をと る。されたことをすることで解放される。しかし、これは断ち切ることが出来る。性格でも特性でも短所でもない、自分を守るための環境適応の産物で ある。だ から、気付いて修正すれば、何度も気付いて修正するに比例して望む方に感情が再生してくる。
※ストレス発散自体は心身のバランスを取るための正常な行為なので当然のことであり健全なことなのだが、問題はストレス発散行為の種類である。コ コを勘違いして、ストレス発散自体を悪いことのように勘違いすると、大変なことになる。永遠の負の連鎖に陥る。
●負の連鎖(やってはいけないと思っていることをしてしまう)を止める方法
1.自分の(したくない:負の)言動の原因を知る
2.言動の原因を納得する
3.感情を安定させる(納得すると安定する)
4.言動の制御が可能になる
※負の「お手本」が内在しているので、意識して使わないようにしないと、無意識に「お手本」の真似をして視覚イメージを再現し言動を実践する。
※自分の特性ではなく、「お手本」があるために意識できないと真似をしててしまう(思考の後追い現象:視覚イメージの後追い現象)というだけのこ と。ココを意識すれば、その悪い「お手本」以外の発散方法を作り出すことができる。

日々雑感より

ひどく怒ってしまったことに落ち込む。

→PMSのせいにすることで自分自身を納得させる。

安心・安全

・自分の辛い気持ちを黙って聞いてくれる夫の存在や、日常生活を脅かすような命の危険、金銭面の不安等がない

安心安全

結果的に『安定』している状態で、最初に戻る。

・・・・・

全く事態は改善されていないのに、この負のループをずっと繰り返していました。

新しい行動を起こすことはエネルギーがいる

エネルギー満タン

習慣を変える、新しい行動を起こすことって、実はとってもエネルギーがいることなんです。

遠い遠い太古の昔、安定した環境を変える、捨てることは自分たちの生存を脅かすことにもなりかねませんでした。

そんな脳の特性(大脳辺縁系辺りでしょうか。)を受け継いでいる私たち。もちろん、開拓者(フロンティア)の特性が強い脳の特徴を持った人もいますが、特に子どもを持った女性は子孫を絶やさないために保護・現状維持といった守りの本能が強くなりがち。

生活できる環境がキープでき、不満を持ちながらもなんとなく日常は上手くいっている状況(習慣:小脳=潜在意識)を変えること・・・これって、エネルギーの浪費ですから、司令塔である大脳(顕在意識)はブレーキをかけます。大脳さんは、小脳さんに習慣として任せられることは任せて、仕事を減らして必要なことにエネルギーを使いたいですからね。めっちゃたくさんの刺激を受け取って、司令出したり、感覚統合したり・・・彼、結構忙しいんです。(笑)

って、

大脳さんとお話しした訳ではないですし、数値で確かめられるものでもないので、科学的なことはわかりませんけど。

私の場合、自分では子どもへの悪影響を本当の意味で想像できなかったから、他人から指摘されるまで自分の行動を変える、というエネルギーへ転換できなかったのですね。

「勘違い子育ての結果です。」

なんて、ここまでズバッと指摘してくれる他人ってなかなかいませんよ。

当時は本当にものすごーくショックでしたが、今では感謝しています。

子どもの行動は、時に大人のお手本

チョーク遊び

子どもを見ているとわかりますが、彼らは自分に正直でワガママです。

やりたいことはとことんやるし、やりたくないことはしない。

そして、満足したら何時間もかけてつくった砂山や積み木のお城だって、なんの未練もなく壊して、また次の新しい何かにチャレンジしようと行動を変えます。しばらくするとそのマイブームは去り、見向きもしない・・・なんてことも。

ネクストステージ理論ですね。

逆に心の底から満足して、納得しないままその行動をやめさせると、カンシャクを起こしたり、ものすごい抵抗にあいます。それが度重なれば、余裕や自信など、生きていくための心の土台となる安定した情緒も育まれにくくなります。

子どもにとってのネクストステージ理論は、人間として成長するために欠かせない進化のための回路。

大人は・・・

経験と知識がついてきた分、ごまかしや言い訳が上手くなります。変なプライドもついてきて、他人から指摘されればなおのこと、自分を守りに入ります。だから余計に今自分が心地よい(快感)状態なのか?満足しているのか??がわかりにくくなりがち。

大人にとってのネクストステージ理論は、進化というよりも、子どもの頃に作って埋もれてしまった回路を掘り起こして有効活用することかな、と思います。

ただ遊んでいるだけに見える目の前のお子さんの反応が、大人のお手本になることは実はとっても多いんですよ。

生命の危機に面した時の反応とよく似ている

雷にうたれる

「勘違い子育ての結果です。」

このショック療法?は、生命の危機に面して生還した人の人生観がガラリと変わってしまった・・・なんていう例と似ています。

ということは、命の危険と同じぐらいのショックが起きる、ということです。

私の場合はこの大きなショックを正のエネルギーへと変換できました。

ですが、死に面した人がすべて人格者のようになるわけでもなく、何も変わらなかったり、ひどく混乱したままだったり、鬱っぽくなったり・・・様々です。(『危機モデル』と検索するといろいろ出てきます。危機(クライシス)の過程を知ることも、ちょっと客観的に自分を捉える材料になるかもしれません。もちろん、その単語に自分を当てはめるのではなくてね。)捉え方とか、その人の健康状態などによっては、ひどく落ち込んでなかなか戻ってこれないこともあるでしょう。

効果的だけれど、ダメージも大きいのがショック療法です。

別記事で、どんぐり子育てがしんどく感じる方向けの対策について取り上げる予定です。

おわりに

どんぐりビギナーさんにとって、どんぐり倶楽部って、何だかコワイ、ヤな感じ・・・

と感じる理由の一つが、今回取りあげた

厳しい断定口調

だと思います。

糸山先生の思わくは別として、

「勘違い子育ての結果です。」

という言葉を、どんぐり倶楽部の教材同様、無理なく無駄なく効果的だけれど、使い方によっては副作用も大きいな、こんな感じで私自身は捉えました。

副作用を最小限にとどめ、これらの一見厳しい言葉を効果的に活かす工夫について、またの機会にお伝えしたいと思います。

混乱と落ち込みの暴風域真っ只中の方には、ちょっと肩の力を抜ける場所をご用意していますよ。