2016/12/082 Shares

高学年スタートどんぐり組が算数文章問題でつまずく原因と解決策はこれ!

 

どんぐり問題レベル

どんぐり倶楽部の良質の算数文章問題、通称『どんぐり問題』に取り組み始めたのはいいけれど、

  • 計算でパパッと答えを出しちゃって、絵や図を描いてくれない。
  • もう小学生の高学年だっていうのに、延々とお絵かきばっかりで、考えるための絵や図を描いてくれない。
どんぐりビギナーさん
これって、考えてるっていうの???

どんぐり式を導入する前の考えない習慣が抜けない、子ども達が元々持っている才能を発揮するだけの環境設定が上手くいっていない、などの他の原因も考えられますが

参考その疑問に答えます。ゲーム・テレビ・読書・習い事・宿題制限・・・どんぐり式って極端な子育て・教育法じゃないんですか?

使っているどんぐり問題のレベルがお子さんに合っていない

というケースも実は多いです。

どんぐり問題を子どもに合わせる作業が必要

どんぐり問題に限ったことじゃないんですけどね。

問題(テキスト)に子どもを合わせようとする

かつての私も含め、こういうママは多いんですよ。

これ、中学受験準備で過去問分析をして、塾のテキストを見せてもらった時にすんごく実感しました。(詳しくは中学受験やめますか?それとも人間やめますか?小4で受験をしないと決めた我が家の場合。を参照。)

冷静に考えたら、我が子だけのことを考えて作られた問題集や参考書ってないんですよね。

環境設定同様、目の前の子どもを観て、どんぐり問題の微調整を繰り返していくと、ママにアレンジ力がつきます。おまけにわからん帳の仕組みを知ると、どんな問題集でも子どもに合わせて使えるようになります。

といっても・・・少なくとも小学生の間は教科書とどんぐり問題集以外は必要ありませんけどね。

では、実際の我が家のどんぐり問題セレクトについて、次いきまーす。

どんぐり問題セレクト前の我が家の取り組み

子どもと宿題

長男当時4年生12月。

中学受験を考えていたので、念のため小5の夏休み前にどんぐり問題全700題を消化して、受験用問題集に移らせよう・・・

なんていう、今思うと

ヒジョーに残念な判断

をしていた私。

これは、消化ではなく、詰め込んで消化不良を起こすやり方。

もし、当時の私に会ったら、カラテチョップをお見舞いしてあげたいです♪

この計画では、週9問を『やらせる』ことになっていたので、当初は年長向けの0mxも含めてテキトーにピックアップしていました。

しかも、

わからない問題を前に

できん!わからん!こんなもん一生やらん!!

と怒り、泣き、鉛筆を折り、ノートを破る、という反応を見せていた長男を見て、

「そうよね、難しすぎたよね。解けそうな問題からやっていって、どんぐり問題でも大丈夫だっていう自信を取り戻してから難度を上げていけばいいわよね。」

と、

これまたどんぐり問題を『ただの難しめの文章問題』としか捉えていなかった私は、思いっきり勘違いをして、解けそうな問題から、選んでいったのでした。

どんぐり問題セレクトの実際

選ぶ

当時レオンくんの添削教室を利用していました。

「ダメです。問題をセレクトして週2問で小6の7月までにノーヒント、で完答、「分からん帳」も消化するように計画して下さい。」

というアドバイス(あくまでも、当時超難関校ではない中学受験をすることが前提だった長男に対するアドバイスです。ご自分のお子さんにそのまま当てはめないでね。)を元に問題のセレクト作業に入りました。

当時の長男には、

  • 学校の勉強に問題はない
  • 数字・スピードに強く反応する→読み飛ばし、思い込みが強い、雑
  • 文字からのイメージ化が早く、それを保つこともできたので、ある程度の問題は頭の中でやってしまい、すぐに計算式を書く(誤解の無いように補足。イメージ化が早いといっても、表面的な浅いものです。要は自分でできそうなことしかやらない、その程度のことです。)
  • パターン・法則化が好き
  • 問題は答えが合っていなければダメ、完璧主義
  • 思考の忍耐力はない
  • エネルギーは少なく、分配にも偏りがある
  • 刺激に敏感・感情面で弱い

という特徴がありました。

全700題あるどんぐり問題ですが、長男が小1の時にどんぐり倶楽部と出会ってから、ただの文章問題集として、不定期に取り組んでいました。小4当時は3-4mx(3-4年生向け)を週に1-2問。

と言っても、ダメ出し・ヒント出しまくりだったので、これらの取り組みはゼロどころかマイナス成長

手元に残った3mx以上の問題から長男に合わせてピックアップすることにしました。

まずは話し合い

話し合い

「え?問題を選ぶんじゃないの???」

高学年からのどんぐり子育てスタートは、ママだけが張り切っていてもダメです。

どうして考える力が必要なのか?

どうしてどんぐり問題をするのか?

答えが出なくても、間違っていても関係ないのはなぜか?

・・・

問題に取り組む姿勢から、自分の傾向まで、一つ一つを話し合って(命令とか、言いくるめる、ではないですよ。)、納得して、進める。

年長さんや低学年どんぐりスタートさんと大きく違う所です。

高学年のお子さんをお持ちのママなら、わかると思います。

高学年は、

ごまかせません。

なんとな~く進めるのでは、時間が足りません。 12歳臨界期

親の本気が試されます。

本当にいろんなことを話しました。

そして、

うちの長男は「考える力をつけたい。」と言いました。

類題を抜く

解法がわかると、そのパターンを使って問題を解く、頭を使う(思考回路を作る)というよりも、こなすになってしまう長男。

まずは類題を抜くことから始めました。

もちろん、解けなかった類題は適宜問題の束に追加していきました。

ここで大切なことを一点。

7年分のどんぐり問題をザーッと眺めていると、同じような問題=類題が同じ学年にたくさん入っていたり、学年をまたいで入っていたりします。

これには大切ーーーーーーーーーーーな、意味があります。

決して、創設者の糸山先生が、

「問題思いつかないし、テキトーに類題入れておこっと♪」

と数合わせのために入れたものではありません。

年長さん・低学年の早い時期にスタートしたどんぐらーさんは、それら類題も丁寧に取り組むことをおススメします。

以下、類題が存在する深い意味を理解するためのヒントを。

●「分からん帳」と「取って置き問題」 レオン117さん
●「どんぐり」の仕掛け「取って置き問題」について。例えば<4MX21:時計問題>…これは3年間考え続けて貰うための問題です。つまり最初から「分からん帳」行きを予定してあり、毎年2回くらい目にするようにココに置いてある問題です。で2年後に<6MX09:蛇亀問題>を解いていて気付くんです。時計問題とどこか似てるなぁ…ココで距離を角度に置き換えたり時計の進みを距離に変換できると問題の本質が同じだと分かります…でも分からなくても大丈夫…<6MX58:時計問題>でまた、同じ思考回路を別の角度から要求されます。…それで分からなくてもOK。これらの問題が「分からん帳」に集まることで、それぞれの絵図を見比べることが出来ます。すると見えてくるからです。これが小4から小6までの3年間、無意識下でさえも考え続ける(思考回路を作り続ける)状態を作り出す問題なんです。さらに、実は、途中にもっと多くの何段もの仕組みを入れてありますが、それはヒミツです。「解き方」を守って「分からん帳」を作っていれば思考力養成はできるようになっているんです。だから、「解けないから~」は全く意味がないんですね。大事なのは<見えないものを見る力>→書いてない数字を見えるようにする力。「分からん帳」が宝物である所以です。

過去ログ:2007年02月22日 13時16分10秒より

●「分からん帳」問題・気づきの問題 レオン117さん
●「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」の中には特別な役割を担っている問題があります。特に、「この学年でこれはないだろ?」的な問題は怪しいと思って下さい。気付かなければサラリと「分からん帳」に入れて時期を待ちます。次にするまでに頭の中では熟成が進んでいます。…こんなのは問題作成の基本です。…たぶん世界で一つだけでしょうが。「どんぐり倶楽部」では普通です。だって、人間を育ててるんですからね。

過去ログ:2007年12月24日 14時32分55秒より

●(続き)すると、「分からん帳」に集まっていた類似問題が全て一瞬で出来る。一瞬で消化し応用力がつき、一生わすれない。…本人は何の苦労もせずにね。したのは楽しいお絵描きと「分からん帳」への切り貼りだけ。…フフフ…どんぐりマジック。…カラクリ人形ならぬ、カラクリ問題は楽しまないとね。

過去ログ:2007年12月25日 07時55分30秒より

計算では解けない問題に絞る

単純計算

「わかっても絵図を描く。」

これはなかなかしてくれませんでしたが、伝え続けました。

同時に、絵図を描かなければ解けない問題、例えば、方程式を使って解くような問題をピックアップしました。

もちろん、xやyなんて教えませんよ。

丁寧に根気よく計算をしないと答えが出ない、桁の大きい問題を入れる

スピードが絡むもの、反射系のゲーム等が大好きな長男。

ゆっくりさんの本来のテンポとは大きくズレていたので、ノートの字は汚い、テストでは読み飛ばしをする、思い込みで解答をする、桁を間違えて計算する、創作漢字で覚えてくる・・・学校の勉強面ではこのような影響が出ていました。

日常生活を

じっくり・ゆっくり・丁寧に

することはもちろんですが、どんぐり問題も構造は簡単でも、数字が大きいもの、計算が複雑なものをピックアップしました。

どんぐり問題の5-6mxの中に、大きな数字、複雑そうな数字を扱っている問題をたくさん見つけることができます。

子どもの様子を観て、都度問題は調整する

観察する

そうして、手元には150題ほどのどんぐり問題が残りました。

問題調整は最初にやって終わり、ではありません。

子どもの様子を観て、必要であればその都度調整します。

通常我が家では、学年別にクリアファイルに入れて、本人に選ばせていました。

ですが、例えば、

サイトーさん。
考え続けられる力(思考の忍耐力)をしっかりつけてほしいから、この一問を最長1カ月キッチリ考え抜く体験をしてみよう!

と、私が問題を選んで渡したり・・・

当時学校のストレスで頭痛が頻発していた長男と、それをリセットするために必死だった私には、毎回毎回厳選されたどんぐり問題で、逃げ場がなくて正直キツい時もあったので、

サイトーさん。
幼稚園児にもわかるような絵を描くことを条件に、0mx~の問題も息抜きでやっても可。

でも、あくまでも息抜きだから、問題を解いたことにカウントはしない。

モードを切り替えて、自分が取り組むべきレベルのどんぐり問題もちゃんとやる。

と、話し合って、気分転換のために低学年向けのどんぐり問題を取り入れてみたり・・・

フツーに考えたら、気分転換に算数の文章問題って???と思われるかもしれませんけどね。不思議な魅力がいっぱいのどんぐり問題なのです。

そんなこんなで、もう高学年なのに!時間がない!、ちゃんと思考力をつけてあげなくちゃ、学校からのリセットをしっかりさせなくちゃ、・・・と

焦ったり

ついいらんことを言ってしまったり

諦めかけたり

泣いたり笑ったり・・・

毎日が試行錯誤の連続でした。

小4・12月からの長男のどんぐりノートは、今開いても一つ一つ当時の取り組みを思い出すことができます。

必死だったあの日々は、私の中に大きな大きな宝物を残していってくれました。

ここまで、我が家のどんぐり問題のセレクトの実際でした。

もちろん過去ログや、関連ブログにも貴重なアドバイスがあります。

以下、参考になるリンク先をいくつかご紹介。

おわりに

いかがでしたか?

焦って取りあえずジャンジャンどんぐり問題をお子さんに与えていたなら、一度その問題にじっくり目を通して、必要ならママ自身もやってみて、どんぐり問題セレクトに挑戦してみてください。

『どんぐりうちの子セレクト』

ができるのは、一番近くにいるママだけ。

もし、自信がない、気だけが焦って冷静にいられない!としたら、ママ自身止まって落ち着く時間を持つことと、全国にあるどんぐり教室の先生にアドバイスをもらうといいかも。

客観的に見られるようになるキッカケになるかもしれません。

必要なことをしたら、あとは待つだけ。

・・・

ま、なかなかこちらの思うように子どもは成長してくれませんが、ママが気付かない所でちゃんと前に進んでいますよ。

一緒にゆっくり・のんびり、子どもの成長を楽しみに待ちたい方は、

どんぐらー親の会へ。

お待ちしています。